東大で8勝の西山先輩理事が力投 六球会野球
東京六大学野球のOB(60歳以上)で構成する六球会野球が2日、神宮で行われた。年1回の対戦で、5年かけて優勝を争うもの。前回は明大OBが優勝、今回は5年目のスタート年となり早大―東大戦から3試合が行われた。 「今回こそ優勝」と意気込むのは東大OBたち。初回に4点を奪うなど打線が爆発した。4回から2イニングを1失点に抑えたのが現役時代に8勝をマークした西山明彦氏(78年卒=湘南)。4年春には立大を連続完封するなどエースとして活躍。4完封勝利は東大のタイ記録でもある。得意のスライダーを武器に金森栄治助監督(79年卒=PL学園)もオーダーに入る強打の早大OB打線を抑えた。 同氏は東大野球部の先輩理事を務め、連盟と野球部の繋ぎ役として活躍、“投手コーチ”の役目も果たしている。「まだストライクが入るよ。早稲田相手に1点なら上出来ですよ」と神宮のマウンドを楽しんだ。試合は12―1で快勝し心地良い汗を流した。 第2試合の明大―慶大戦でも慶大の4番には野球評論家の山下大輔氏(74年卒=清水東)が出場、神宮を沸かせた男たちが笑顔でプレーしていた。