「居場所がないんじゃないか」…楽天退団の田中将大「阪神や西武は消極的も」噂される意外な獲得球団
「オファーをいただいたという事実はあるが、実質、居場所がないんじゃないかと受けとりました」 【あの輝きは遠い昔】…24勝無敗で日本一!田中将大「超ド派手シャンパンタワーで泥酔」写真 11月26日に報道陣の取材に応じた田中将大(36)は、楽天を退団する理由についてこう語った。 田中の退団には多くの野球ファンが衝撃を受けただろう。田中の今季の推定年俸は2億6000万円プラス出来高払い。明確な金額は公開されていないが、楽天は減額制限(年俸1億円超えは40%)を超える大幅な減俸を提示したとされる。田中は、こうした楽天の対応に「居場所がない」と感じたようだ。 「メジャーから楽天に復帰した’21年から、勝ち星は4勝、9勝、7勝と推移し今季は0勝と下降気味でしたからね。大幅な減俸は仕方ないでしょう。20代の時の田中は160㎞近い速球でグイグイ押す剛腕タイプでしたが、近年はストレートの威力に陰りがみえる。苦し紛れに投げた変化球を痛打され、炎上するケースが目立ちます。 一方、田中本人は先発としてまだ活躍できると考えているのでしょう。今季は二軍登板が多かったですが、常々『復活したなという投球をしたい』と話していました。あと3勝に迫った日米通算200勝も、大きなモチベーションになっているようです。楽天と田中の考えに乖離があったんですよ」(楽天球団関係者) ◆2億円以上の働きを期待するのは…… 楽天を去り、新たな活躍の場を模索し始めた田中。 しかし、移籍先はすんなりとは決まりそうにない。一時興味を示していると報じられたヤクルトだが、11月28日に小川淳司GMが「獲得に向けた調査をしている段階ではない」とコメント。阪神や西武、日本ハムも獲得に消極的とされる。 「田中はピークを過ぎたという意見が大半です。2億円以上の年俸に見合う働きを期待するのは、なかなか難しいでしょう」(スポーツ紙担当記者) 逆境の田中だが、獲得に動くのではと噂される意外な球団がある。 「中日ですよ。中日は、田中と同じようにメジャーから日本に復帰しながらソフトバンクで0勝に終わった松坂大輔を獲得(’18年)しています。『もうダメだろう』という否定的な予測が大半のなか、同年に松坂は6勝をマーク。見事復活させた実績があるんです。同じように田中が復活すれば、3年連続最下位に終わったチームの起爆剤になりえます。 田中にとっても中日は相性の良い球団でしょう。楽天の元チームメイトで仲の良い小山伸一郎が投手コーチを務め、涌井秀章が現役でがんばっているのも心強い。そもそも先発投手の頭数が少ないうえに、FAで福谷浩司が流出するリスクもある。ある程度の年俸減額を受け入れれば、中日は『マー君復活』の素地があるチームだと思います」(同前) 長年在籍した楽天を退団するという選択をした田中。新天地をみつけられるかは、まだ不透明な状況だ。
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