小池都知事が定例会見7月9日(全文2完)新会派という選択肢があることに驚き
西村大臣発言をどう受け止める
フジテレビ:すいません、フジテレビです。またコロナ関連なんですが、西村大臣が酒の提供を続ける飲食店の情報を取引先の金融機関と共有して、金融機関から働き掛けるよう関係省庁と調整しているような旨の発言があったのですが、この発言について小池知事はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。 小池:今回、緊急事態宣言を政府が決定されるに当たりまして、西村担当大臣ともよく連絡を取っております。先ほどの50代問題なども、それらのことを取り入れて、今回の基本的対処方針のほうにも盛り込んでいただいているということであります。やはり法律的にそういった政令などにお書き込みいただくことは、やはり現場を担う者といたしましては、やはり動きやすくなってくる、また説得をしていただきやすくなる、ご理解をしていただきやすくなるというふうに考えます。 また西村担当大臣、やはりこの緊急事態宣言は極めて重要な、そしてまた効果を上げていくという思いは私も同じでございます。どういう形で進めていくのかについて語られたものかと思いますけども、その思いはやはりこの急所である飲食の部分をどう締めていくのか、絞っていくのか、この点について言及されたものだというふうに思います。 そういったいろんな形で皆さま方、ご協力いただけるようにすべく、また赤澤副大臣もこの飲食店について、認証制度も含めて、また情報の、それぞれ利用者の方々からの情報も募るなどなど工夫もしておられ、やはりポイントを絞りながら、このワクチンの加速と、それからこのコロナ、デルタ株の広がりと、このせめぎ合いの中でどう効果を出していくか。そういう思いでおっしゃっているのだというふうに理解しております。
無免許で人身事故の木下議員はどう身を処すべきか
東京新聞:東京新聞の小倉です。よろしくお願いします。都議選中の無免許の人身事故が発覚しました、都民ファーストの会の木下議員なんですけれども、いまだに都民に対してきちんとした説明がされていません。今日も都庁に電話などの抗議が来ているそうです。知事は都民ファーストの会の特別顧問でありまして、選挙戦最終日に先ほど話していましたけれど、木下議員の激励にも行かれました。顧問として、また都民ファーストの元代表として、木下議員がどう身を処するべきか、議員辞職をするべきかどうかなど、あらためてお伺いします。 小池:今回、無免許でかつ事故を起こされていたという、そういう報道を聞いて私も大変驚きました。候補者として、また選ばれる者としてその行為はどうであったのか、より客観的に自らをしっかりと見つめていただかなければ、それは有権者に対して極めて失礼だというふうに思います。 そして報告が遅れていたことに対しても、非常に、そのこと1つ取りましてもいかがなものかと思います。やはり自らをいかに律するかということを問われておりますし、また、このような事例が、例えば政治に対しての信頼を欠くものにつながっていくということは極めて残念でございます。出処進退は自らが決めるということですけれども、新しい会派をつくるという出処進退という、そういう選択肢があることに私は大変驚いたところでございます。自らを律することが重要だというふうに考えております。 東京新聞:有権者の負託を裏切ったっていう部分があると思うんですけども、そこは議員辞職も含めて考える必要があるんではないかという。 小池:まず自らを客観的に見つめ直して、どうすべきか、その判断をすることが今、一番重要じゃないかと思っております。 東京新聞:ありがとうございます。