小池都知事が定例会見7月9日(全文1)50代はワクチン接種を積極的に受けて
東京都の小池百合子知事は9日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池知事、国政復帰「頭の片隅にもない」定例会見で発言(2021年7月9日)」に対応しております。 【動画】小池知事、国政復帰「頭の片隅にもない」定例会見で発言(2021年7月9日) ◇ ◇
若年・中年層の入院患者が増加
小池:今日は座ったままで失礼いたします。3点、お伝えしてまいります。まずコロナであります。きのう、国は東京都に対しまして7月の12日から8月22日まで緊急事態宣言の発出を決定したわけであります。きのう、記者会見行わせていただきました。これを受けまして、都内全域を対象に特措法に基づいて都の緊急事態措置を決定し、お知らせをしたところであります。 きのうのモニタリング会議についてもお伝えしたとおりでありますが、感染が再拡大しているということ、それから若年・中年層の入院患者が増加をしている点。そして重症患者も増えていて、特に50代が顕著だという分析をいただいております。それから人流ですが、東京都医学総合研究所の西田先生から、都内の繁華街のハイリスクな深夜帯の滞留人口が引き続き高い水準で推移しているという報告がございました。このところ、ちょっと下がっているのはむしろ雨の影響ということでもあります。 東京iCDC、専門家ボード座長の賀来先生のほうからは、例のデルタ株ですね。これについて感染力が強いデルタ株が増えていて、流行の主体の急速な置き換わりが懸念されますよというコメントをいただいております。結果として事態はより切迫をしていると。そしてまたこれ以上の感染の拡大を食い止めていく。そして都民の命、健康を守る。そのために3つの柱、お示しをいたしております。
一定期間内に複数回会食があると感染確率が高くなる
第1に飲食店対策の強化。そして50代問題とさせていただいておりますが、50代の方々への重点的な対応。そして3番目がワクチン接種の推進の徹底的に行うことと、加速することであります。そしてあらためまして事業者の皆さまには再度お酒を提供する飲食店等の休業など、本当に恐縮でございますが、大変厳しいお願いをあらためてさせていただきます。 そして今月7日に開催された国のアドバイザリーボードでありますが、これは尾身先生との会話の中でも教えてもいただいたんですが、一定期間内に複数回、会食があった人は感染の確率が高くなること、そしてそれに飲酒を伴いますとその傾向はさらに高まるということで、こちらに数字が出ておりますように、これは会食などによる感染リスクの研究による割り出しで、病院でコロナの検査を受けた方を対象にして、過去2週間、どういう行動を取られましたかということをお聞きして、そしてそれらをまとめたものと伺っております。 報告によりますと3人以上の会食に1回参加した、または参加していない人を1としますと、お酒のある・なしにかかわらず、会食に2回以上参加した方はこちらにありますように2.49倍、約2.5倍。それからお酒のある会食に2回以上参加した方というのは、約5倍にその感染リスクが跳ね上がるということであります。 こうした点を踏まえますと、飲食店などの皆さまにはあらためて、この緊急事態宣言の中において、お酒というところの、よく急所というふうに言いますけれども、ここのところをあらためて強化していく必要がございます。どうかご協力のほど、お願いを申し上げます。 また、尾身先生と意見交換の中でも、やはり大人数で長時間の会食という、例えばホームパーティーであっても感染のリスクが高まる可能性があるということであります。都民の皆さま方にはこうしたことも留意した上で行動を取っていただきたい。そして今まで以上に不要不急の外出、この緊急事態宣言へとまたレベルが上がることになるわけでございますので、人流を抑制すること、特に夜間の人流を抑えていく必要がございます。この意識、皆さんと共有させてください。