どうなる?!大谷翔平2つのビッグタイトル…1本差42号で3冠王の可能性出てきたゲレーロJr.“逆襲”で本塁打&MVP争いが激化
同メディアによると、ア・リーグの3冠王は、2012年に達成したカブレラ以来となるが、ナ・リーグでは、本塁打トップのフェルナンド・タティス(パドレス)が37号、打点トップのアダム・デュバル(ブレーブス)が99打点、首位打者のトレー・ターナー(ドジャース)が.321のため、両リーグ全体での3冠王となる可能性もあり、もしそうなれば、1956年のミッキー・マントル以来、65年ぶりの偉業を達成することになるという。 また1920年に打点が公式記録となってから、複数回達成した選手を含めて、3冠王を獲得した選手は、過去に10人。22歳のゲレーロJr.が達成すれば、テッド・ウィリアムズが1942年に23歳(8月30日に24歳)で作った最年少記録を破ることになる。 タイ・カッブは22歳の1909年に9本塁打を含めア・リーグの打撃3部門で首位だったが、これは打点が公式記録とされる前の記録。カナダ出身のゲレーロJr.はカブレラに次いで米国外出身選手として2人目の3冠王にもなる。 加えてカブレラ以前を含め、直近で3冠王を達成した5人はすべてア・リーグ。ナ・リーグでは1937年のジョー・メドウィック以来達成者が出ていないというデータもゲレーロJr.にとってはプラス材料だろう。もしゲレーロJr.が3冠王を達成すれば、投票で決まる大谷とのMVP争いに全米で議論が沸騰することは避けられないのかもしれない。 もう一人の大谷のライバル、42号でゲレーロJr.と共に1本差で追いかけてくるぺレスも8月に12本、28打点と量産。9月に入っても4本塁打、10打点の成績を残し依然として好調をキープしている。 さて一方の大谷だが、8月は5本塁打。9月に入ってからは、4日のレンジャース戦で放った43号の1本だけ。ジョー・マドン監督の方針で、ここ2試合はスタメンから外れ、パドレスのダルビッシュ有との対決も実現しないなど、ペースダウンしている。 今日10日(日本時間11日)には敵地ヒューストンでのアストロズ戦に先発予定。ベーブ・ルース以来となる「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業達成にチャレンジする。10勝を勝ち取れば、全米を震撼させた“二刀流スター”としてのインパクトはさらに増すことになりMVP獲得にまた一歩近づくことになるが、ゲレーロJr.の“逆襲”で最後の最後まで本塁打王争い&MVP争いから目が離せなくなってきた。