大阪府・吉村知事が定例会見9月15日(全文4完)ドバイ万博でパビリオンの誘致活動を
万博に向けて懸念している点があれば
関西テレビ放送:別の話なんですが、万博についてお伺いします。あした民間のパビリオンの公募が始まる日になるんですけど、一方でタイプAといわれる、いわゆる海外の国が自費で建てるパビリオンについてはあまり手を挙げているところがまだ少ない状況だったり、あるいは参加表明の数もまだ目標に達していない状況の中で、知事はどういうふうに今後それについて、課題について解消策を考えておられるのかというのが1点と、あと、広い意味で現状、2025年の万博に向けて知事が懸念されている、あるいは心配しておられる点について、もしあったら教えていただけないでしょうか。 吉村:まず、このコロナ禍、パンデミックが世界で起きているというのが一番大きな原因だというふうに思います。これが理由でドバイの博覧会も半年遅れて開催されるということになります。今年の春、開催予定だったのが11月の開催になります。ただ、ドバイの博覧会も11月に開催すると。これはワクチンなんかもかなり広がってきているというところもあって、コロナ自体を対応する力というのも、それぞれの国で温度差はありますけども、非常に付いてきてるというのもあって、今、少しずつ復活をしているという現状だと思っています。まさにその過程にあると思っているので、今後さらにこのワクチン、今どんどん世界でも広がってきています。一定、治療薬も広がってきている中で、これが落ち着いてくれば、コロナのこの状況が変わってくれば、より誘致もしやすくなると思います。 ただ、そうは言っても期限もある話でもありますから、ドバイの博覧会が開催される、それに合わせてかなり多くの、開催国の責任者がドバイの博覧会にも集まってきますので、そういったところでの誘致活動であったり、今でもできる、あるいは総領事であったり、駐日大使への要請であったり、外国の皆さんへの要請というのは、ことあるごとににしていきたいと思いますが、ここは国の担当大臣とも連携しながら、一国でも開催、誘致できるように働き掛けをしていきたいと思います。おそらくこれはドバイの博覧会辺りから急加速するのではないかというふうに思っています。