宣言解除受け、埼玉・大野知事が会見(全文1)外出自粛要請を解除
埼玉県の大野元裕知事は25日夜、県の新型コロナウイルス対策本部会議の終了後に記者会見を行った。 【動画】埼玉県が新型コロナ対策本部会議 終了後に大野知事が会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「埼玉県が新型コロナ対策本部会議 終了後に大野知事が会見(2020年5月25日)」の会見開始時間に対応しております。 ◇ ◇
県の緊急事態措置の解除を決定
大野:お疲れさまでございます。ただ今、第18回の新型コロナウイルス対策本部会議が開催をされました。私のほうからご報告をまずさせていただきます。 本日、5月25日、埼玉県を含む1都3県、そして、北海道に対する緊急事態宣言が対象区域から解除ということになりました。本県の新型コロナウイルス感染が縮小に至ったことは県民の皆さま、事業者の皆さま等の多大なるご協力の上に実現をしたものだと思っています。そして何よりも医療従事者をはじめとする関係者の皆さまの多大なるご努力にあらためて心より感謝を申し上げます。 さて、緊急事態宣言は解除されましたが、しかしながら引き続き新型コロナウイルスの脅威が今も継続しています。しばらくはこのウイルスと共存をしていかなければなりません。今後は感染拡大の防止と社会経済活動の両立が図られるよう、これまでの接触機会の縮小から、接触をしても可能な限り感染を防ぐ感染機会の縮小へとステージを変えていかなければならないと考えています。 そこで本日の本部会議において、緊急事態宣言の解除を受けた措置等について議論をさせていただきました。そして、緊急事態措置等の解除についても決定をいたしました。
酒類の提供時間は午後10時まで延長
まず1点目でございます。外出自粛要請でありますけれども、これは新型インフルエンザ等特別措置法第45条第1項に基づき要請をしていた外出自粛の措置でありますが、この外出自粛要請措置については解除といたします。 2点目は、施設の使用停止の協力要請について、図書館、自動車教習所、学習塾、このエリアは1000平米を越えるものでありますけれども、さらには劇場・映画館等、そしてマージャン店やパチンコ店等の遊技場につきましては使用停止の協力要請の対象から除外いたします。 そして3点目でありますけれども、酒類の提供時間でありますが、これまでは午後7時までの酒類の提供時間をお願いしておりましたが、これを午後10時まで延長、緩和をいたします。 なお、これらの解除もしくは緩和につきましては徹底的な感染防止対策を講じることが前提となっています。事業所で働く方、それを利用される方、もちろん経営者の方、全ての方々にとっての安心・安全を確保する必要があります。 そこで埼玉県では各事業者の皆さまに対し、彩の国「新しい生活様式」安心宣言の仕組みを積極的にご活用いただき、感染防止に取り組んでいただきたいと思います。併せてすでに埼玉県新型コロナウイルス感染症対策専門家会議に諮問をしております水泳場をはじめとする運動施設につきましては、感染防止対策としてこれまで安心宣言の、いわゆる業種別宣言、この依頼はしておりませんでしたけれども、彩の国「新しい生活様式」安心宣言の作成を依頼することといたしました。 そしてもう1点、県民の皆さまに対するあらためてのお願いでございます。法律に基づく外出自粛要請につきましては解除となりましたが、引き続きコロナウイルス感染症の脅威が継続する中で、これを封じ込めていくためにお願いがあります。 まず1点目でありますが、県内の観光地へのお出掛けや、あるいはご家族での会食、地域でのショッピングなどは差し支えありませんが、県外への不要不急の外出についてはしばらく避けていただきたい。県外への不要不急の移動については避けていただきたい。これが1点目であります。2点目でありますけれども、これまでクラスターが発生し、あるいは感染が拡大をした夜の繁華街への外出は引き続き自粛をお願いをいたしたいと思います。そして3密、いわゆる換気が悪い密閉、人が集まる密集、近くで会話をする密接、この3つの密がそろった場所へのお出掛けになることは避けてください。