宣言解除受け、埼玉・大野知事が会見(全文1)外出自粛要請を解除
「新しい生活様式」の実践を
そして4つ目でありますけれども、その上で手洗いやマスクの着用、せきエチケットなどの感染防止対策の徹底、ソーシャルディスタンスの確保、さまざまな機会でのオンラインの活用など、「新しい生活様式」をぜひとも実践していただいて、先ほど申し上げた接触機会の縮小から感染機会の縮小を通じて新型コロナウイルス感染症対策を進めていただきたいと思います。 新型コロナウイルス感染症への対処につきましては、あらためて、県民の皆さま、事業者の皆さま、そして医療関係者、全ての関係者の皆さまに深く感謝を申し上げたいと思います。しかしながらこれからも新型コロナウイルス感染症に対する対応、対策はしばらく継続せざるを得ません。ぜひとも皆さまと皆さまのご家族、愛する方を守るために引き続きのご協力を心よりお願い申し上げます。私からは以上です。
宣言解除への受け止めを
東京新聞:幹事社の東京新聞です。当初、緊急事態宣言は31日までだったんですけれども、このタイミングでの解除をされたことについての知事の受け止めをお願いします。 大野:私ども埼玉県といたしましては、一刻も早い解除を感情的には望んできたわけですけれども、しかしながら感染症に対する対策が一定の効果を上げ、そして県民の皆さまの不安が残らない形で解除することを希望してまいりました。それと同時に、以前からお話を申し上げているとおり、埼玉県の場合には、隣の東京都をはじめとする首都圏一体となって取り組む必要があることから、宣言の解除については西村大臣に対しても、前回の関西圏が解除になった前の日だったと思いますけれども、首都圏一体での対応が望ましいということを電話でお話をさせていただいたところであります。 その意味では、一定程度に首都圏の状況が抑え込まれている中で、埼玉県に対する緊急事態宣言が解除されたことは良い知らせであったというふうに素直に受け止めていますが、その一方で、これで、先ほどから申し上げているとおり、感染症対策、終わったわけではなく、しばらくこのコロナウイルスと付き合わざるを得ないという中での対応というものを急ぎたいというのが私の率直な感想であります。