日大が記者会見 前理事長逮捕受け(全文3)授業料に手を付けることがないよう、最大限の努力を
日本大学の加藤直人理事長兼学長らは10日午後6時から記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「前理事長とは永遠に決別」日本大学が会見(2021年12月10日)」の中継開始時間に対応しております。 【動画】「前理事長とは永遠に決別」日本大学が会見(2021年12月10日) ◇ ◇
田中氏の知人か否かをどうチェックするのか
テレビ朝日:テレビ朝日の【アオキ 00:58:30】と申します。すいません、質問の前に伺いたいんですけど、今日4人いらっしゃるのは大学の代表者として4人いらっしゃるということでよろしいでしょうか。 加藤:私は基本的には大学の責任者としてここに座らせていただいております。今回は、基本的には第1事件の報告、そして、または第2事件の中間報告等を踏まえて今回は記者会見を開くということで、その管理をしていただいた危機対本部長の渡邊先生、それから監事、今回の調査チームの監事の先生、そして調査を担当いただいた弁護士の方ということでございます。 テレビ朝日:せっかく4人いらっしゃるので、4人のご意見があると思うので、それぞれに同じことを伺いたいなと思うんですけど、1点目が影響力を排除すると、決別すると、一見聞くとかっこいい言葉だなと思うんですけれども、実際大学に入ってくる人間がこの人は田中さんの知り合いなのか、友達なのかっていう、どうやってチェックしていくのかなっていうのを4人にぜひ伺いたいなと思います。 加藤:大学に入ってくるというのはどういう意味ですか。学生ですか、それとも。 テレビ朝日:いや、どういう意味の影響力を排除するかっていうことも伺いたいですし、どうやって入ってくる人間を、この人は田中さんのお知り合い。 加藤:入ってくるというのは、職員の組織内にいるかいないかという、そういうことですか。
どういう証言の食い違いがあったのか
テレビ朝日:どういう意味でおっしゃったのかも聞きたいですし。それが1点目です。あと、脱税事件についてなんですけれども、関係者の証言が食い違っているという話が熊谷先生のほうからあったと思うんですけど、どういう証言の食い違いがあったのかということを教えていただければと思います。 加藤:これはじゃあ4人答えるんですか。私。最初の影響力を排除するということは具体的にいったいどういうことなのかという意味だというふうに捉えますが、一番最初に私が申し上げたのは、田中理事長の、いわば、現在の影響力を排除するというよりは永久に決別をするということでございます。 田中理事長が存在しなくなれば、その影響力を受けていた方々についても、おそらくその影響力を持たなくなるというふうには考えておるところでございます。ただ、これについては、いたずらな、例えばあの人は田中派であるからとか、あの人はそうじゃないからとか、そういうようなことを人事考課であるとそれなりにしてしまいますと、これは逆にまた同じことになってしまうことになりますので、慎重に考えながら、そういうことを配慮しながら今度の学校運営を進めていきたいというふうに考えるところでございます。私は。 渡邊:田中前理事長の影響力の排除ということについては、危機対策本部としては先ほど申し上げたことと重なってしまいますけれども、現在の評議員の選出の方法、さらにその先の理事の選出の方法等が、例えば校友会選出と先ほど触れましたけれども、校友会からの選出というのがございまして、田中前理事長が校友会の会長も兼ねていたということもございますので、そういうようなことを組織として、仕組みとして、体制として変えていく必要があるというふうに考えております。 長倉:監事の長倉ですが、今、危機管理のほうから話が出ましたように、大学のほうの理事長と校友会の会長という、2つの、両方の長を田中氏が握ってたというところに今回の問題が生じた根本的なところかなというふうに私は思っています。ですので、それを排除するようにすることは一番大事なことかということで、これは、校友会は別組織ですが、別組織のほうでどのように検討するかということを私は期待しております。