全米OPで松山英樹が首位に5打差の4位タイ…メジャー初Vの歴史的偉業を達成できるのか?
勢いに乗るトップのウルフは、全米オープン初出場で、ここまでツアー1勝。ビッグタイトルを争った経験はない。 「今日はラフに入ったがラインが良かったので助かった。明日は、グリーンをアイアンで狙えるティーショットを打たねばならない」と言う。 通算4アンダーで2位につけるブライソン・デシャンボー(27、米国)はツアー6勝の世界ランキング9位。新型コロナの自粛期間にパワーアップして、7月のロケット・モーゲージ・クラシックに勝っているが、ウルフ同様、メジャー優勝経験はない。 むしろ松山にとって怖い存在は、同組で回る通算1アンダーで3位のベテラン、ルイ・ウェストへーゼン(37、南アフリカ)だろう。2010年の全英オープン覇者、2012年のマスターズ、2015年の全英オープンでは、プレーオフで惜しくも敗れている。メジャー2勝目に最も近い男だ。 運命の最終ラウンド。 ホールアウト後のインタビューを切り上げた松山は、そのまま練習場へ直行。日が暮れかけ、他に誰もいなくなったなかでドライバーとアイアンを徹底的に確認していた。