大御所から中堅、期待の若手まで......今年の「来日アーティスト」が激熱すぎる!
日本に押し寄せるのは観光客だけじゃない! 世界のトップミュージシャンの日本公演が続々と決定! しかも、特定の世代を"狙い撃ち"するようなラインナップも!? 音楽ジャーナリストの柴那典氏に、今年要注目の来日アーティストを紹介してもらった! 【写真】大御所から中堅、期待の若手まで…… ■年明けからいきなり豪華公演がめじろ押し! 昨年8月、待望の再結成を発表したUKの伝説的ロックバンドであるオアシスのほか、今年も数々の海外アーティストが来日する。しかも、その日程を見ると、年明けから豪華アーティストの公演がめじろ押し。音楽ジャーナリストの柴那典(しば・とものり)氏は、この盛況ぶりを次のように解説する。 「コロナ禍により長らく海外渡航が制限されていた鬱憤を晴らすかのように、昨年から有名ミュージシャンの来日公演が一気に増えました。しかも、近年は世界ツアーのパッケージ化が進み、欧米が冬である1、2月はアジア、オセアニア地域を巡る日程が組まれるようになりました。 東南アジアやオーストラリアが暖かいので、そこを回るついでに日本にも来るわけです。そのため、この時期は音楽ファンにとって要注目のラインナップが並びやすいのです」 特に今年は初開催の洋楽フェス「ロッキング・オン・ソニック」(ロキソニ)が1月4、5日に開催。 「そのため、年初からその出演アーティストの単独公演が相次ぎます。プライマル・スクリーム、パルプ、ウィーザーは『ロキソニ』の看板アーティストであり、"洋楽"といえばUS・UKのロックを指していた90年代から00年代にかけてブレイクしたバンドたちです。 その時代に青春を過ごした人々を狙い撃ちにしたラインナップで、確実な集客が見込まれます」 同時代にブレイクしたロックバンドの来日は続き、1月はエイジアン・ダブ・ファウンデイション、2月はシガー・ロス、3月はジャック・ホワイト(元ザ・ホワイト・ストライプス)などが並ぶ。 「彼らは"洋楽"が全盛だった時代にデビューしており、同じジャンルで人気・実力共に代替できるような若手が出ていないことも、日本で息の長い人気を保ち続けていられる理由でしょう」