待機児童「300人まで減少できた」小池都知事会見8月5日(本文1)
熱中症で搬送された方のうち約4割が住まいで発症
そして熱中症で搬送された方のうち約4割が住まいで発症したということで、要は外出中に、昔で言うところの熱射で熱中症になるかと思いきや、だいたいご自宅で、4割の方がご自宅で、または住まいで発症しておられるということなんですね。ポイントは小まめに水分を補給する、それから適切な換気をしながら、エアコン、扇風機などを活用するということがポイントになりますので、HTTも心掛けていただきたい。と同時に、時折換気をしていただくという、そのことをお願い申し上げます。それから救急車を、これは呼んでいいかな、どうかなと迷われたら、♯7119、♯7119。東京消防庁の救急相談センターがありますので、そちらのほうにお電話をいただければと思います。来週も暑い日が続きますので、どうぞ熱中症にも十分お気を付けいただきたいと存じます。 そして次のポイントですけれども、来年度の予算案の話になります。予算案に反映する事業を選ぶという都民投票、これ毎年行っているものなんですけれども、これについてお知らせをいたします。都では都民の声や研究者の皆さんの知見を、都の政策、施策に直接反映する仕組みを行っております。都民提案、大学提案ということでこの募集をしてまいりました。今年度も創意工夫に満ちた提案を数多くいただいておりまして、特に都民提案については高校生から積極的に参加をいただいております。その中から、都民提案は13件、そして大学提案は10件の事業案を選定まずいたしまして、それを、8月の12日の金曜日から都民の皆さまによるインターネット投票を開始するというものであります。
マンホールとアニメを掛け算すると観光資源に
この都民提案ですけれども、私、知事に就任してから平成29年度に開始をしておりまして、これまでに都民の皆さんや学生さん、大学などから1200件を超える提案をいただいてきておりまして、そのうち34件、事業を具体化してまいりました。ちょっと振り返って、今も行ってるものですけれども、その中の1つはアニメ関連観光情報等発信事業です。要はアニメのキャラクターを活用したマンホールのふたなどの設置を支援してきた東京の観光公式サイト、GO TOKYO、こちらに掲載をしておりまして、そこのデジタルスタンプラリーをやるというものなんですね。コロナ禍でなかなかうまく回りにくいかとは思いますけれども、都でありますさまざまな区市町村の、また、都のマンホールにそれぞれご当地キャラが、アニメのキャラがマンホールのふたのデザインになって、これ、順番に回っていただくということで観光資源になるという。 また、マンホール大好きっていう方も一定数おられるわけですけど、それに加えてアニメを掛け算しますと観光資源になるという、そういうご提案をいただいて、実際にそれに予算を付けて行っている。またコロナが収まりますと世界からアニメファンが、東京のマンホールを順番に回ってもらったら、それはそれでとても魅力的な資源になるんじゃないかなと、このように思っています。こういうのがあります。 それから大学からも提案いただいておりまして、これまで200件を超える提案をいただいて、そのうち18件が事業化しております。例えば「インフラ運営の透明化に向けたICT・AIを活用した市民協働システム」。なんとも長ったらしい名前についなってしまうんですが、早い話、道路が傷んでいたり、穴ぼこがあったり、不具合があるよっていうのは、歩いてる人や車で通る人のほうがよく分かるわけで、そこをスマホなどで、ここがへこんでますよとか、ここが変ですよっていうことを連絡してもらうと。そして迅速に補修をするという、そういう話で。これに、最近はAIまで組み合わせて進めておりまして、その道路の補修などが迅速に行えるということにつながって、まさに都民が見つけた、そして都民の利便性にかなった、そういうシステムになっています。今後も有効活用が期待されるところです。