医療従事者の4回目接種「2か月遅れた」小池都知事会見7月22日(本文1)
東京都の小池百合子知事は22日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が会見 21日にコロナ新規感染3万人超え(2022年7月22日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が会見 21日にコロナ新規感染3万人超え(2022年7月22日) ◇ ◇
きのうの新規陽性者数は3万1878人
産経新聞:幹事社、産経新聞の力武です。それでは冒頭、知事からお願いいたします。 小池:それでは本日、7月22日の定例記者会見。今日は5点について私のほうからまずお伝えをいたします。まずコロナです。コロナの、きのうの新規陽性者数3万1878人で、重症者はその前の日よりも3人減りまして15人。新規陽性者が3万1878人、重症者が15人ということであります。いよいよ夏休みシーズンでございますし、また、帰省、行楽など予定していらっしゃる方も多いかと思います。人の動きが活発になる季節だからこそ、よりしっかりとした対策をお願い申し上げます。 そして感染力の強いBA.5からの身を守る、そのキーワードは、ワクチン、換気、マスク、この3つ、これらが重要になってまいります。ワクチン、換気、マスクです。ワクチンでウイルスをはね返す。そして専門家の報告によりますと、オミクロン株で対抗する、高い効果を得る、そのためには2回の接種だけでは不十分だということです。よろいを2つ重ねたつもりが、いつの間にかぺらぺらのものになってしまっているというふうなイメージを抱かれるとよろしいんではないかなと私は思います。都の大規模接種会場、ご覧のとおり用意があります。これらのところでは接種がそのまま受けられます。ワクチンバスなどもございますので、3回目の接種まだ受けておられない方はよろしくお願いいたします。
23日から3会場で医療従事者の4回目接種を開始
それから4回目の接種で、医療従事者の皆さんを対象にしての接種について。これはかねがね都から国のほうに要請をしていたものでございますが、いよいよこれが進むことになりました。都はあすの23日から接種の開始をいたします。予約なし、接種券なしで受け付けオーケーであります。都の大規模接種会場のうち、今ご覧いただいております3カ所の会場で、都庁の南展望室、行幸通りの地下、立川南、これら会場で実施をいたします。4回目の医療従事者のワクチン接種になります。 それからワクチンの接種と同じように基本的な感染防止対策も重要ということで、特に今は暑いです。熱中症に注意しながら小まめに換気をお願いします。そしてウイルスを追い出す。そのことを念頭によろしくお願いいたします。また、混雑する場所、会話をする際、正しくマスクを着用してウイルスを近づけないようにお願いいたします。あらためて申し上げると、ウイルスをはね返すワクチン、ウイルスを追い出す換気、ウイルスを近づけないマスク。ワクチン、換気、マスク。この3つでよろしくお願いいたします。 そして東京都は、都民の皆さまの命を守るという、そのため、さらに医療提供体制を強化してまいります。病床につきましては、医療機関に対しまして確保病床の引き上げを要請しまして順次拡大しているところ。そして宿泊療養の施設、ホテルなどでありますけれども、現在は約1万2000室を確保。そして感染が今、急拡大しておりますので、50歳以上の方、そして重症化リスクの高い基礎疾患のある方を優先に入所していただいております。さらに感染拡大時の療養施設でありますけれども、現在、立川市の立飛地区の施設がございますが、それに加えて立川市、同じく立川市の高松に、130床を新たに設置いたします。こちらのほうは7月27日からの受け入れの開始となります。引き続き宿泊療養施設も拡大を進めてまいります。 そして診療・検査体制の強化についてでありますが。ちょうどもうあすが土曜、日曜になるわけですが、土日に発熱外来などを開設する医療機関を支援する新たな仕組みを、あすの23日から開始するということであります。また、感染拡大に伴って医療機関に検査、受診の相談が集中しておりますので、一部の医療機関では一時的に検査キットが不足をする事態というような情報が入っておりますので、まずあす午前中に200の医療機関に対しまして、都が確保しております検査キットを配布するなどして、しっかりとニーズに応えられるように対応してまいります。