86とGRカローラの合体か?モリゾウさんに直撃したら次期セリカの開発と発売を明言
80年代から90年代に世界ラリー選手権で大活躍した、トヨタ「セリカ」。映画「私をスキーに連れてって」に登場したクルマとしても人気となり、正統派ラリーカーと、ミーハーな若者クルマという、2つの魅力で当時の若者を虜にしていたクルマでした。 やめとけホンダ!? 日産・三菱との経営統合でどんな魅力的な車が造れるのか考えてみた
2006年に生産終了となったものの、当時を懐かしむ40~50代のおじさま世代を中心に、復活を望む声が途絶えることがなかったセリカですが、ついに2024年11月、トヨタ副社長から「セリカやります!」という発言が飛び出しました。 生産終了から約20年の時を経て、復活となるセリカは、はたしてどのような姿で登場するのが望ましいのか。新生セリカの姿を考えてみましょう。
■モリゾウさんに直撃したら答えてくれた!
「セリカ、やります!」宣言があったのは、ラリージャパン2024開催中に行われた、講談社ベストカー主催のステージイベントでのこと。ラリーイベントであることから、観覧者のほとんどはWRCファンだったと思われ、自然と話題が「セリカ復活」に。 モリゾウ(豊田章男会長)さんに「セリカ出るんですか?」とブッコんだ質問が飛ぶと、「僕は会長でCEOでもないから、執行(役員)に聞いてみよう」となり、そばにいた中嶋裕樹トヨタ自動車副社長(商品担当)から「やります!」発言を引き出したのです。ラリージャパンがあるたびに、幾度も質問をぶつけてトライし続けた成果といえるでしょう。
その後のラリージャパン2024でも、ヒョンデとの激戦を制し、4年連続のマニュファクチャラーズタイトルに耀くなど最高の結果になったトヨタ。いよいよセリカ復活の狼煙が高々と上がったわけです。 歴代モデルとも、スタイリッシュで若々しく、若者が好きそうなデザインを踏襲してきたセリカ。2006年に7世代目をもって生産終了となってから20年近くが経過し、時代背景も、トヨタの状況も、大きく様変わりしました。GRヤリスの後継となるラリーマシンのベースとして誕生するのがよいのか、それとも、若者を意識したスタイリッシュな姿がよいのか、それとも全く違うコンセプトで登場するのがよいのか、大いに悩ましいところではあります。