「マツヤマは日本メディアをなぜ拒否したんだ?」松山英樹を追った米記者が驚いた“ある行動”…開幕戦Vの松山に贈られるタイガー・ウッズ級の賛辞
松山英樹がPGAツアーの2025年シーズン開幕戦、ザ・セントリーを2位に3打差で圧勝したことは、日本はもちろんのこと、米国でも世界でもビッグニュースとして報じられ、彼が達成した数々の記録が紹介されている。 【画像】「めっちゃ若い~!」イケイケだった石川遼をガン見する18歳松山英樹(他30枚超) 4日間を「65/65/62/65」で回り切った通算35アンダーはPGAツアーの最多アンダーパー記録。PGAツアーにおける通算11勝はアジア人選手としては最多勝利数となった。 オープニング・ドライブと呼ばれるハワイでの開幕2戦(ザ・セントリー、ソニー・オープン)の双方で勝利を挙げて「ハワイ・スラム」を達成したのは史上7人目。 そうした数字や記録は、言うまでもなく素晴らしいのだが、私が興味を覚えたのは、日ごろから、試合会場における松山を、言葉の問題もあって、やや遠目から距離を置く形で眺めてきている米メディアが、松山のこの勝利をどんなふうに捉えていたのかという点だった。
米記者が疑問「なぜ日本メディアの取材を拒否?」
たとえば、米ゴルフウィーク誌は、こんなエピソードを紹介していた。 通常、松山は試合で各ラウンドを終えるたびに、まず米メディアによる英語の取材に応え、その後に日本メディアによる取材へと移行するのが「順路」になっている。 しかし、今年のザ・セントリーでは、松山は3日目を単独首位で終え、米メディアによる取材に応えたものの、「決してスマイルは見せず、硬い表情のままだった。そして、その後に続くはずの日本メディアによる取材は2日目に続き、3日目も拒否。62の快ラウンドを終えた後だというのに、あれほど表情が硬く、日本メディアには何も語らなかったのは、なぜなのか? 何が不満なのか?」 そんな疑問を投げかけた同誌の記者は、その後の松山の動きを追いかけていた。 「マツヤマはドライビングレンジへ直行し、ドライバーショットのフィックス(修正)を始めた」 日本メディアの取材に応えることより、松山には優先したいことがあり、それは3日目の終盤、小さな狂いを感じたドライバーショットを、その日のうちに、きっちり修正させることだったのだと、その記者は納得。そして、こう結んでいた。 「マツヤマのそういう努力のすべてが最終日に報われ、コリン・モリカワを3打引き離して勝利した。彼のひたむきな研鑽が、この10カ月間で3つ目のシグネチャー・イベント優勝につながったのだ」 3日目も最終日も松山と勝利を競い合い、2位に甘んじたモリカワも「35アンダーはすごすぎる。最終日、マツヤマは僕をただの一度もリードさせてはくれなかった」 誰もが松山に脱帽し、リスペクトの目を向けていた。
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