「マツヤマは日本メディアをなぜ拒否したんだ?」松山英樹を追った米記者が驚いた“ある行動”…開幕戦Vの松山に贈られるタイガー・ウッズ級の賛辞
黄金期のタイガー・ウッズを彷彿とさせる
米メディアがこぞって高く評価していたのは、72ホール目の2.5メートルのバーディーパットを、松山がしっかり沈めて勝利した圧巻の勝ちっぷりだった。 「最後のパットが入るか、入らないかで、そういう感じ(PGAツアーの最多アンダーパー記録更新か、並ぶか)かなと思っていて、記録になったので、うれしい」 今回の松山のケースは、このバーディーパットを外したとしても、彼の勝利は揺るがなかったのだが、いずれにしても「これを入れたら新記録」や「これを沈めたら優勝」といった決めどころで、人々の期待に応えて、それをやってのける勝負強さが、今回の松山には、ありありと見て取れた。 そのことを世界のメディアは素直に讃えている様子。黄金期の最強のタイガー・ウッズを彷彿させる松山の戦いぶり、勝ちっぷりは「まるで、2000年代のウッズのようだ」と感じさせられた人は少なくなかったのではないだろうか。 だからなのだろう。長年、「サンデー・レッド」は「タイガー・ウッズ」と同義語とされているが、今回の松山の勝利を報じる際に「サンデー・イエロー」という言葉が世界のメディアのあちらこちらで使われていることに、少々驚かされている。 どんなに強くても、たとえ勝利を挙げても、外国人選手が米国で認められ、賞賛されるまでの道程は、実を言えば、想像以上に厳しく険しいものである。 それは、必ずしも差別や偏見といったものではないと私は信じているが、どこの国であれ、その国のメディアが母国の選手をフィーチャーし、大きく扱うことは、ある意味、自然な成り行きであり、松山を取り巻く環境も、日本にいる松山ファンが感じている以上に、実際は厳しいモノやコトが多々あった。 しかし、2021年マスターズを制してメジャー・チャンピオンになり、昨年はジェネシス招待とフェデックス・セントジュード選手権でも勝利し、そして今年は開幕早々にシグネチャー・イベントのザ・セントリーを圧勝した松山を、今、世界が心の底から「素晴らしい」と認め、絶賛している。 ウッズの専売特許である「サンデー・レッド」に倣い、松山の「サンデー・イエロー」というフレーズが多用され始めたことは、松山にとって、最高の誉(ほまれ)である。
【関連記事】
- 【画像】「めっちゃ若い~!」イケイケだった石川遼をガン見する18歳松山英樹(他30枚超)
- 【あわせて読みたい】33歳石川遼、なぜ米ツアー再挑戦を決めたのか?「(松山)英樹が活躍している今なら…もう一度やらせてあげたい」関係者が漏らした本音
- 【実話】「キミ、身長止まったでしょ?」伸び盛りの高校生が受けた残酷な宣告…“158cm”のゴルファー比嘉一貴が賞金王を目指す理由
- 【話題】19歳で妊娠が判明「ゴルフよりも、命を優先したかった」4度目で悲願のプロテスト合格…ママさんゴルファー神谷和奏22歳の挑戦
- 【独占取材】渋野日向子のハワイ休日に潜入!パンケーキをモグモグ、青い空&ダイヤモンドヘッド絶景に大興奮(全10枚)