自民党が第88回党大会(全文1)改憲に向け国民投票法改正案の成立に全力
自由民主党は21日午後、東京都内のホテルで第88回党大会を開いた。 ※来賓あいさつ(山口那津男・公明党代表、古賀信行・日本経済団体連合会審議員会議長)、二階俊博幹事長による党務報告、小野寺五典・運動方針案起草委員長による運動方針案発表、菅義偉総裁演説のみ書き起こし。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「自民党が第88回党大会 菅首相らが登壇(2021年3月21日)」に対応しております。 【動画】自民党が第88回党大会 菅首相らが登壇(2021年3月21日) ◇ ◇
感染拡大の中で菅総裁にバトンタッチ
司会1:これより本日ご出席のご来賓の方々より、ごあいさつを頂戴いたします。初めに公明党代表、山口那津男さまよりごあいさつを頂戴いたします。 山口:皆さま、こんにちは。第88回の自由民主党大会がこのコロナ禍の中で創意工夫を凝らして、このように開催をされましたこと、心からお祝いを申し上げます。そしてまた、私ども公明党を代表して山口那津男、お招きをいただきましたこと、心から感謝を申し上げたいと思います。 思えばこの自公の連立の歴史、私が代表になりましたときは谷垣禎一総裁でいらっしゃいました。下野したばかりの両党が来し方を顧みながら、そしてまた行く末を展望して一剣を磨き、臥薪嘗胆の思いを共にしながら耐え忍び、そして安倍総裁の下で政権を奪還することができました。デフレを脱却し、国際社会に日本の存在を高からしめて、着実に改革を進めてまいりました。誰しも予期をしなかったコロナのこのパンデミック、感染の拡大の中で安倍総裁は次に菅義偉総裁にバトンをタッチすることとなりました。
選挙協力しっかり行い、最大の成果生み出す
昨年9月にわが党も党大会を行いましたが、その折、就任間もない菅義偉総理、総裁にご来賓としてごあいさつをいただきました。そこで、場内で最も拍手の多かった菅総理、総裁のお話は、選挙に臨むときに誰も顧みてくれない中、ひたすらそれを繰り返し、自らアンケート調査の用紙をつくり、道行く人に配り、そしてまた自らそれを回収して答えを要約してまたそれを配る。そうしたことを繰り返しながら、1つ1つコミュニケーションの輪を広げていった。そうしたごあいさつをいただいたときに、場内に拍手がこだましたわけであります。私は公明党のそれぞれの議員の日頃の姿勢と、菅総裁のその行いが共感を得られた、その瞬間だったと思いました。 こうした出発点をもとに、さまざまな課題、問題に直面をしますけれども、今、最も国民が心配していること、期待していることは、一刻も早くコロナの感染を抜け出し、次の時代の展望を開いてもらいたいということだと思います。今日をもって緊急事態宣言は解除となりますが、リバウンドをなんとしても防いでいかなければなりませんし、これからのワクチンの接種や、あるいはオリンピックやパラリンピックがどうなるか。こうした課題を1つ1つ誠実に、着実に乗り越えて、ポストコロナの時代を切り開いてまいりたいと思います。歴代総裁にご指導ご鞭撻を賜りましたこと、あらためて心から厚く感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。 本年は選挙の年でもあります。秋の衆議院の任期満了までのいずれかで選挙が行われますし、また地方選挙の最大のものである東京都議会議員選挙も7月に予定をされております。選挙協力をしっかり行って、最大の成果を生み出すということがこの連立を組む自公の責任でもあります。政策課題を国民に分かりやすく提示し、そして選挙協力をしっかりと行って、必ずや国民の期待に応えられる、国民のために働ける、そういう政治をつくってまいろうではありませんか。どうか本日の大会のご盛会を機に、これよりともどもに出発できることを喜び合い、そしてまた力を合わせてまいる決意といたします。今日はお招き、本当にありがとうございました。 司会1:山口さま、ありがとうございました。山口さまにおかれましては大変ご多忙な中ご出席をいただき、心から感謝申し上げます。友党公明党のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。 続きまして、日本経済団体連合会より、審議員会議長の古賀信行さまよりごあいさつを頂戴いたします。古賀さま、よろしくお願いいたします。