自民党が第88回党大会(全文1)改憲に向け国民投票法改正案の成立に全力
本年もさらなる党勢の拡大を期待
次に党紀委員の選任についてでありますが、これは党大会の人事となっており、お手元の資料のとおりよろしくお願いを申し上げます。 結びに、今回の党大会は感染拡大防止の観点からこのような形での開催となりました。私どもはこの感染症を1日も早く収束させるとともに、万全な対策の下、目前に迫る東京オリンピック・パラリンピックも成功に導いていかなければなりません。本年は国政補欠選挙や東京都議選、また衆議院の総選挙も迫っております。ぜひ党員・党友の皆さまも一丸となって、総力を結集してこの選挙戦で勝利を収めるよう、お互いに頑張ろうではありませんか。皆さんの昨年1年間の党運営に対するご理解と力強いご支援に対して、あらためて感謝を申し上げます。本年もさらなる党勢の拡大を期待し、ご協力をお願いして私からの報告といたします。ありがとうございました。 司会1:ありがとうございました。ただ今の二階幹事長の報告のとおり、ご了承いただける方は拍手でご賛同をお願いいたします。ありがとうございました。ご賛同が全体の過半数を超えておりますので、本議案は採択されました。 続いて令和3年党運動方針案を議題といたします。小野寺五典運動方針案起草委員長よりご発言をお願いいたします。
コロナに打ち克ち希望ある日本へ
小野寺:運動方針案起草委員長を務めます組織運動本部長の小野寺五典でございます。2番目の議案として令和3年党運動方針案をご説明申し上げます。本案は運動方針案起草委員会で原案を作り、党大会運営委員会、総務会の議を経て本日の党大会の議案として提出されております。今後1年間の党活動の指針となる大切な文章であります。党大会で採択されると党本部はもちろんのこと、都道府県連の活動も運動方針に沿って行えることになります。 それではお手元の資料の55ページをご覧下さい。ネットでご覧いただいている一般の皆さまは党大会終了後に党ホームページに運動方針がアップされますので後ほどご覧いただければと思います。 タイトルは「コロナに打ち克ち希望ある日本へ」。サブタイトルは「総選挙に勝利し、誰もが活躍できる国づくり」といたしました。最大の課題であるコロナを乗り越え、総選挙に勝利した先にある明るい未来を感じさせるタイトルとしております。本文に先立って前文を置いています。前文は日本や自由民主党の置かれている時代認識から始まり、今後1年間、自民党がどのような課題に力を入れていくのか一読して分かるものとなっております。 なんといっても現下の最大の課題はコロナ対策です。前文では令和3年をコロナに打ち勝ち、ポストコロナの未来を切り開く勝負の年と位置付けました。国民の命と健康を守り抜き、コロナ禍を1日も早く収束させる決意を明らかにしております。また、前文の末尾では「政治は国民のもの」との立党の初心を肝に銘じ、常に自らの政治行動を省みながら襟を正していく姿勢を掲げました。そして総選挙において党公認推薦候補者の全員当選を目指して戦い抜く覚悟を打ち出しました。 次に、コロナに打ち勝ち未来を切り開くわが党の重点政策、と題して今後1年間で取り込む政策課題について記述をしております。まずは最重要課題であるコロナ対策について詳しく触れた上で、コロナ禍でも国民の暮らしと事業、雇用を守る経済対策にしっかりと焦点を当てております。続いてポストコロナの社会に向けて菅政権の目玉政策となる人に優しいデジタル化、グリーン社会の実現を盛り込みました。令和3年をコロナ禍で【打撃 00:43:36】を受けた日本経済の反転攻勢の年と位置付け、産業構造の転換と力強い成長を生み出す経済の実現に挑戦していくことといたしました。