元タレント森下千里さん 自民、衆院宮城5区で擁立へ
元タレントの森下千里さん(39)が自民党宮城県連により次期衆院選の宮城5区に擁立されるとのニュースが8日、ネットを賑わせている。石巻市で7日に非公開で開かれた同支部の会合で了承されたという。宮城5区は立憲民主党の安住淳国対委員長(59)が現職を務めている。知名度のある現役あるいは現役を退いてまもない元タレント、有名人の政治への進出は都度芸能界でも話題を呼ぶが、森下さんはどうなるか。
タレント議員成否さまざま 震災復興に思い入れ強い森下さん
「芸能人やスポーツ選手など現役ばかりでなく“元”も含めたいわゆるタレント議員の成否はさまざまです。たとえ一時的に政界進出に成功したとしても、その後、昔タレントだったことが忘れられるほど政治家として活動できる場合もあれば志半ばでリタイアし芸能界に復帰してしまう場合もありますし、世間の風当たりもけっして甘くありません。森下さんは14日に正式発表、会見を開くべく調整中とのことなので、まずはそこでどれだけ好印象を与えることができるかが最初の“勝負”になるでしょう」(スポーツ紙50代男性記者) マスコミ各社の報道によると、7日に非公開で開かれたという会合では県連会長の西村明宏衆院議員(宮城3区)らが森下さんと面会し候補者としてふさわしいと判断したことが報告され、異論はなかったという。東日本大震災からの復興に思い入れを持っているとも報じられている。その7日付のツイッターでは防災士の資格試験に臨むことを明かし、「防災の日生まれのわたし。ずっと考えていたのですが、東日本大震災から10年をきっかけに行動しようと思いました」とツイートしている。
芸能活動は2019年に引退 最近は政治関連のツイートも
森下さんは愛知県名古屋市の出身で、名古屋学院大学経済学部経済学科を中退。芸能活動は2001年ごろまずはレースクイーンとして人気を得ると抜群のプロポーションを活かしグラビアで一躍ブレーク、熊田曜子や安田美沙子と並び称される存在感を発揮した。また「仮面ライダー龍騎」などドラマや映画で女優としても活動し、バラエティー番組では「ロンドンハーツ」「志村けんのバカ殿様」はじめ人気を博した。2015年には「倍以上彼氏」という小説も執筆している。 「ピラティスのスタジオを創設して会社経営に乗り出すなど多方面に渡り活躍しましたが、芸能活動のほうは2019年をもって所属事務所との契約を解消、事実上引退しています。このところはツイッターで政治に関連したツイートをしていたことも話題になっていましたね」(テレビ情報メディア40代女性編集者) マスコミ各社の報道後、森下さんのツイッターにはファンからの激励コメントが多数寄せられているが、いまのところ森下さん自身はコメントに答える形で「一部報道がありますが、私からお話しできることはまだありません。何卒、宜しくお願い申し上げます!」としている。新たな活躍の場は政治の世界となるか。 (文:志和浩司)