コロナ分科会後、尾身会長が会見(全文3完)高リスク者が打ち終われば見方が違ってくる
それ以上でも以下でもない
TBSラジオ:すいません、TBSラジオの澤田です。よろしくお願いします。先ほどの質問にもちょっと重なるんですけれども、今回オリンピックとの、観客の、イベントの制限は切り分けたという話なんですけれども、先週、組織委員会の武藤事務総長の会見の中で、国内の観客上限に関してなんですけれども、政府の基準、政府の方針を念頭に置きながら協議して決めるということをおっしゃっているんですけれども、あくまでも尾身先生というか分科会としては、これは別であると、それはもう向こうがなんと言おうとこれは別なのだということを今日は確認したということでよろしいんでしょうか。 尾身:うん、分科会としては今日、政府の例の提案ですよね、重点措置うんぬんのことについては、そうだということを決めたということですよね。うん。それ以上でも以下でもない。 TBSラジオ:分かりました。 司会:ありがとうございます。それでは最後のご質問にさせていただきます。文藝春秋さん、お願いします。
最速でどれぐらいでできるものなのか
文藝春秋:はい。すいません、【ヒロノ 01:02:56】と申します。先ほどのICTの提言なんですが、これ、例えばQRコードで登録をしてやるという仕組み、仮に、実際に使うところが出てきた、すでにされてるところがあるということですけれども、最速でどれぐらいでできるものなんでしょうか。例えばパラリンピックには間に合うとか、秋には間に合うとかっていうことが可能なのかどうか。それともう1つ、そういうインセンティブの話、先ほどありましたけれども、その中で例えばそういう登録をしたところはお酒を出せるようにするとか、あるいは営業時間を延ばすとかっていうような提案というのはありうるんでしょうか。ちょっとそれはさすがにバーターできないものなんでしょうか。 尾身:インセンティブのほうはちょっとあとで。まずはどれぐらい掛かるのかと。じゃあちょっとやってください。 コバヤシ:株式会社ディー・エヌ・エーの【コバヤシ 01:03:57】と申します。今回、システムの検討について参画させていただいております。システムのリードタイムのところなんですけれども、開発自体はそんなに時間は掛からないなと思ってはいるんですが、今日の分科会でも、個人情報だったりとかプライバシー情報をどのように扱うのかとか、どういった理解を国民の皆さんに持っていただくのかっていうところは丁寧な議論が必要だというところがありますので、ここをしっかりとやりながらなるべく早いタイミングで提供できるような形で検討を進めていければというふうに思っております。 文藝春秋:アプリをつくるんですか。 コバヤシ:いえ、アプリをつくると多くの方がインストールをするという手間がかなり発生してしまうので、アプリをつくらない形で提供できないかというところを検討しております。 前田:インセンティブの内容、先ほど申しましたとおり非公式なブレーンストーミングの中ではさまざま、今お話にあったようなこともアイデアとして出たりはしています。ただ、これについては基本的には国がやっぱり財源のことを考えながら行うことですし、また、時短をどうするということにつきましても、それじゃあ緊急事態宣言後の地域はどうなるのかとか、まん延防止のところの地域はどうなるかというふうな具体的な問題になっておりますので、これはやはり、これがこうした方向で行うという決定されたのちに公式に議論が始まることだというふうに考えております。