なぜシバターは大晦日大会直前に問題発言を連発したのか…ドタキャン示唆にファイトマネー内幕暴露からRIZINの痛烈批判
「皇治は、チケットをたくさん売るけど、まともに勝っていないんだからか選択権なんか与えなくていい。大晦日にシバターと試合をするのかしないのか。するなら、1ラウンドはボクシングルール、2ラウンドはキック、3ラウンドはMMAで、3分3ラウンド。ギャラはいくらです。それで皇治が“やりません”なら皇治はなくていい。なのに、なぜか皇治がAサイド(主導権握る側)にいて、シバターか、大雅か、YAーMANか、誰かを皇治に選ばせている。そこらへんの交渉も下手。なんでそこまで皇治に忖度するんだろうと」 RIZIN初登場となった昨年の大晦日は、元K-1戦士のHIROYAに腕ひしぎ逆十字で1本勝ちをして視聴率を取り、メーンを張った堀口恭司vs朝倉海のリベンジ戦に続く話題を独占した。その試合を「目をつぶってバットを振ったら場外ホームラン打っちゃった」と謙遜。「今年は去年上がりきった株が全部崩れてストップ安になると思う」とも言うが「やるからには盛り上げたい」とも。2年連続大晦日に呼ばれた自負がある。ただ、RIZIN参戦の実績はまだ1試合だけ。皇治は、結果はついてきていないが、得意のトークでの話題作りも含めて、この2年間、シバター以上にRIZINに貢献してきた。RIZIN側が皇治に忖度するのも当然で、この主張には無理がある。 それでもシバターのRIZIN批判はやまない。 「RIZINのことは信じてない。オファーも急で選手へのリスペクトも足りない。ギャランティも今は僕が納得する額を書いてくれましたけど、一番最初は、ここに書いてある金額の半分以下ですからね。アホみたいな金額を提示してくるし、そういうところで変に駆け引きして、変に信用ならない」 ファイトマネー交渉の内幕をばらしたあげくRIZINラストマッチを宣言した。 「RIZINが大晦日のテレビ(中継の)権利を持っているから、選手がその席に座りたいと頑張っているだけ。ぶっちゃけ格闘技団体としてどうなのか。来年は正直出ようと思っていない」 公言こそしていなかったが、昨年のHIROYA戦の前から最初にして最後のRIZIN参戦の考えでいた。だが、前出したローガン・ポールとの対戦プランが浮上したためRIZIN引退を撤回した背景があるという。