フルトンが”カチン”!ネリをKOした王者が見下す「井上尚弥が一番の目標!君が負けた相手ね」=2.1タイトル戦
2025年2月1日、米国ラスベガスでプロボクシング[WBCフェザー級タイトルマッチ]の開催が決定し、20日に会見が行われた。21年にルイス・ネリもKOした同級王者ブランドン・フィゲロア(27=米国)が、元スーパーバンタム級2団体王者スティーブン・フルトン(30=米国)を相手に防衛戦を行う。 会見で王者フィゲロアは、フルトンの目の前で「彼が負けた相手、そう井上尚弥に挑戦したいんだ」と宣言。するとフルトンはピタリと動きが止まり、10秒ほどフリーズしてしまう。その後、不機嫌そうにうつむいた。この様子に「凍り付いてるぞ」「井上のPTSDか」と心配の声が飛んだ。 【フォト&動画】王者フィゲロア、ネリに悶絶KO勝利!会見でフルトンがカチンと来る様子 フィゲロアは元WBA・WBC世界スーパーバンタム級統一王者。無敗のままKOの山を築き、WBA王者に。21年にWBC王者ネリとの統一戦で、7RボディでKO勝利している。 フルトンとは21年11月に対戦し、判定0-2でフィゲロアが初黒星。しかしアグレッシブと手数で上回っており、フィゲロアは試合後勝利を主張していた。 その後、フィゲロアはフェザー級にアップし、WBC暫定王者となっていたが、今年10月正規王者に繰り上がった。 対してフルトンは昨年7月、井上尚弥にKO負けし2団体王者から陥落。その後フェザー級に上げると、今年9月カルロス・カストロからダウンを奪われるも2-1判定で辛くも勝利している。 会見でフィゲロアは「この試合で存在感を見せつける。このままうまくいって、君が負けた相手、井上尚弥に挑戦したい。そう、この試合に勝利して、日本かアメリカでチャンスを掴むんだ。もちろん、フルトンを甘く見るつもりもないけど」と、今回の試合は目標とする井上戦への踏み台とも思える発言だ。 これをフルトンは手遊びしながら聞いていたが、井上の名前が出た瞬間から、動きがピタリと止まり、真顔に。そのまま10秒ほど完全にフリーズした後、明らかに不機嫌そうに下を向いた。 この様子にファンは「凍り付いてるよ」「明らかに動揺している」「井上尚弥のPTSDを患っている」とコメントしている。 フィゲロアは前回の敗北を「プレッシャーがかかっていた」とし「今回はもっと攻撃的かつ、忍耐強く行くよ。宣言するけど12Rはかからない」とKO勝利宣言。フルトンが前戦カストロに苦戦していたが「僕は6Rで倒した」と優位性もアピールした。 対してフルトンは「みんな俺が誰なのか忘れてるようだな。彼をKOできるかって?もちろんだ。彼は自分から突っ込んでくるんだからな。この男を倒す方法はいくらでも知ってる。今回はもっと簡単に、明確に勝ち、俺は2階級制覇のチャンピオンになる」と返り討ち戴冠すると宣言した。 どちらが勝利し、井上尚弥がフェザー級にアップした時の”壁”となるのか。