はやぶさ2の人工クレーター実験詳細 JAXA会見(全文1)目的は達成されたと確信
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午後、記者会見を開いて小惑星探査機「はやぶさ2」が行った人工クレーター生成実験の詳細について説明した。 【動画】はやぶさ2、人工クレーター生成実験の詳細は?JAXAが会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「はやぶさ2、人工クレーター生成実験の詳細は?JAXAが会見」に対応しております。 ◇ ◇
登壇者の紹介
司会:本日はお集まりいただきありがとうございます。定刻となりましたので、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会を開催します。まず初めに登壇者を紹介いたします。皆さまより向かって右側から、JAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム、ミッションマネージャ、吉川真。続きましてJAXA 宇宙科学研究所、研究総主幹、久保田孝。JAXA 宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム、プロジェクトエンジニア、佐伯孝尚。続きましてJAXA 宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム、中間赤外カメラTIR担当、岡田達明。続きまして、JAXA 宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム、分離カメラ担当、澤田弘崇。神戸大学大学院理学研究科惑星学専攻、分離カメラ・サイエンス担当の小川和律さま。6名です。私は本日、司会進行を担当いたします、広報部報道メディア課課長の【ムラカミ 00:02:24】でございます。よろしくお願いいたします。では、登壇者から説明を行います。 吉川:本日もいらしていただきましてどうもありがとうございます。では早速、説明のほうに入りたいと思います。表紙をめくっていただきまして、本日のメインの内容は衝突装置、SCI運用の結果の報告ということになります。あとは今後のクレーター探索運用、事後というものについてもご報告いたします。 3ページ目、目次になりますけれども、今日は主に衝突装置の運用の結果について、特に分離カメラによる撮像についてお話し、ご紹介したいと思います。いつものように4ページ目と5ページ目はいつもと同じですので省略いたしまして、6ページ目に現状、概要をまとめてありますが、今日、詳しくお話ししますように、衝突装置の運用は4月5日に無事成功いたしました。あとで詳しくお話ししたいと思います。今現在は「はやぶさ2」はホームポジションに向けて航行中ということで、今日は、本日の距離がだいたいリュウグウから80キロメートルぐらいになってるかと思います。またあとでご報告があると思います。 では早速なんですが、第2章、衝突装置運用の結果ということで佐伯のほうからお願いします。