駅名とテーマソングで知名度抜群「東武動物公園」どんなところ? 広大な「ハイブリッド・レジャーランド」の裏側
みなさん、東武動物公園を知っていますか――。 たとえば東京都心の人たちにこんな質問をしたら、だいたいの人は「知ってるよ、埼玉の北のほうにある駅でしょ」などと答えるにちがいない。 【写真を見る】普段は見られない、コースターの整備風景や頑丈な柵で仕切られたアフリカゾウの飼育エリア。意外に知らない「ハイブリッド・レジャーランド」の裏側 もちろんそれはその通り。東武スカイツリーラインの終点は、東武動物公園駅だ。スカイツリーラインと直通運転をしている地下鉄日比谷線・半蔵門線、東急田園都市線にも「東武動物公園行き」という電車が走っている。だから知名度はなかなかに高い。
■“実際の”東武動物公園は… そんな楽しそうな名前なのだから、もちろん駅の近くには、あの耳に残るテーマソングでおなじみ、「ハイブリッド・レジャーランド」を冠する東武動物公園がある。 【写真】普段は見られない、コースターの整備風景や頑丈な柵で仕切られたゾウの飼育エリア。意外に知らない「ハイブリッド・レジャーランド」の裏側(21枚) 1981年にオープンした、その名の通り東武グループの動物公園だ。駅が杉戸駅から改称したのも1981年のこと。西口から歩いて10分ほどのところにある。
東武動物公園は、東西に細長く、東と西にそれぞれあるゲートの間の距離は約2km。つまり、園内を端から端まで歩いたら30分はかかるということだ。これは脇目も振らずに歩いたら、という時間だから、くまなく回って楽しみ尽くしたら、1時間2時間どころか丸一日使っても足りるかどうか。むやみやたらに歩いても、とうていその魅力の本質を見つけることは難しい。 というわけで、今回は東武動物公園を運営する東武レジャー企画の鈴木瑛斗さんに園内を案内してもらった。どんなところなんですか?
■遊園地と動物園 「東武動物公園は、ちょうど真ん中あたりにある観覧車を境にして、だいたい東側がアトラクションのある遊園地、西側が動物園に分かれています。いちばん西にはプールもあって、夏休みシーズンにはたくさんの方でにぎわいます」(鈴木さん) 遊園地エリアには、定番のローラーコースターからメリーゴーラウンド、お化け屋敷などのアトラクションがずらり。昔ながらのメリーゴーラウンドは、ドラマなどのロケにも使われるという。