保険料がもったいないから保険は全部解約します→「お宝保険ポイッ」でまさかの大損…。失敗しない「保険見直し」のコツとは?【FPが助言】
保険は加入しっぱなしではなく見直しをすることが大切です。しかし、具体的に何をしたらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。また「保険は不要」と思い込みなんでも解約してしまうと、思わぬ損をすることもあります。本記事ではファイナンシャルプランナー三原由紀氏による著書『定年後に後悔しないお金の大正解100』(永岡書店)から一部を抜粋・再編集し、保険見直しの手助けとなる情報をQ&A形式で解説します。 【早見表】年収別「会社員の手取り額」
Q. やっぱり今入っている生命保険を見直すべき?
A. 50代で見直しをしていなければ、1度見直しましょう 50代で生命保険の見直しをしていなければ、1度は見直したほうがよいでしょう。ただし、見直した結果、「新しい保険に入りたい」という場合は慎重に。 一般的に、50代以降に加入した場合の保険料は高くなってしまうため、十分に考慮する必要があります。基本的に50代での保険の見直しは「不要なものを減らす」ことを前提として考えましょう。
Q. そもそもどうやって生命保険を見直せばいいの?
A. 「定年後の収入で保険料を払えるか?」を軸に考えます 生命保険の見直しのポイントは、「定年後の収入でも、無理なく保険料を払えるかどうか」「本当に必要であるか」ということです。 特に定年前の人は、収入が大幅に減った状態で保険料を払う余裕があるかどうかを、1度自分でシミュレーションしてみましょう。 定年後の収入で無理なく保険料を払える人でも、10年以上前に加入した医療やがん保険、高額な死亡保険、10年更新型で複数の特約がついている保険は見直したほうがよいです。 死亡保障やがん保障は見直しを 例えば、すでに子どもが自立している場合は、大きな死亡保障は不要と考えましょう。 ただし、扶養期間が長く年金額が少ない配偶者がいる場合は、遺族年金の見込み額を試算して、その額に不安があれば死亡保障を調整して残してもよいかもしれません。 また、がん保障の見直しも行いましょう。特に、一昔前のがん保障は、入院や手術に重きを置いたものが多いです。 現在は医療の発展もあり、通院で治療を行うケースも増えてきているため、通院治療では保険の適用条件にならないこともあります。 そうなれば元も子もありません。もし30~40代で加入していたら、見直したほうがよい可能性が高いといえます。
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