小池都知事が定例会見3月19日(全文2完)ワクチン国産化を早急に
オリパラの機運醸成をどう図る考えか
TBSテレビ:TBSテレビです。オリンピックについてお伺いします。オリンピックまで、あと4カ月余りとなりまして、緊急事態宣言も解除されることになり、今後はいよいよ機運醸成ということが課題になってくるかと思いますが、まだコロナもあって聖火リレーも制限がある中で、盛り上げにはまた制限がかかっているとは思うのですが、知事はオリンピックに向けて今後どのように機運醸成を図っていこうというお考えか、お聞かせください。 小池:先日、イギリスの駐日大使を務められた方が離任をされるので、ごあいさつに来られました。ロンドン大会は、始まる前はいろいろと、あそこ駄目、ここ駄目といろいろな意見があったそうなんですが、始まると大変な熱狂だったということを励ましの意味でもおっしゃっていただき、また以前も、このコロナの問題が起きる前も、ロンドン大会の場合はこう、その前のリオ大会の場合はこうということなどもよく承知をしているわけであります。 まずは大会を成功させるためにも安全・安心を確保すると、まずコロナ対策であります。そのためにも、メディアの皆さま方にも熱狂を伝えていただく大事なコンテンツが生まれるか否かは、これからのコロナ対策にも懸かってきているかと思いますので、この大会を伝える皆さま方とも協力していただきながら進めたいと思っております。
願わくば早くワクチンが届けば
ここへ至るまでの道のりで、エンブレムの問題があったり、幾つも、もうすでにエピソードは盛りだくさんでございますけれども、1つ1つ乗り越えながらやってきて、今一番コロナという見えない問題に、皆さんと共に闘っているわけでありますけれども、願わくば早くワクチンが届けばなと思っておりますし、考えてみればLINEの問題にせよ、このワクチンの問題にせよ、もっと言えば拉致問題にせよ、なんか人の国に頼ってばかりで、人の国が絡んできちゃうというような。もう今、この時代ですからコネクトしないところはないんですけれども、安全保障という観点からは、少なくともワクチンの国産化っていうのは早急にやってほしいですね。人の命の問題、懸かってきますし。それが供給されるのは、例えばEUの承認が要るとか、そういう話ではなく、もともとは創薬も日本は強いはずですから。ぜひそういう基本に立ち戻って、通信の問題だってそうですね。アメリカにデータがいくのか、中国にいくのか、韓国にいくのかではなく、しっかり日本で確保できるとかですね。 コロナっていうのは目覚ましだっていう人が、ウェイクアップコールだっていう人が結構おられますけれども、私はまさに国の根幹として何をなすべきかを考えさせてくれているのは、この今ではないかと思います。答えが脱線をしまして恐縮ですけれども、ちょっと根本のところとしてお話しさせていただきました。以上です。 司会:記者会見は終了いたしました。ご協力ありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見3月19日