登山靴にありがちな「重い」「歩きにくい」を解消! スポルティバの「エクイリビウム」が持つ革新性
山道を歩く登山靴には丈夫さも欠かせない。
「岩が当たり、草木が擦れるアッパーにはハニカムガードという蜂の巣形状の高強度素材を採用しました。足の動きに合わせて伸び縮みするこの素材は、丈夫なだけでなく、軽く、耐摩耗性にも優れています。また、TPU素材のヒールカウンターとトゥキャップを装着することで、シューズの剛性を高めています」 ライナーには防水透湿素材のゴアテックス パフォーマンス コンフォートを採用しているため、幅広い天候に対応できる。
登山靴の生命線というべきグリップ力は、同じイタリアのVibram社のラバーソールによって補完されている。
「Vibram社のラバーソールの中でも、特に登山家からの支持が高いVibram MONTを採用しました。高所での作業やモータースポーツのシューズにも採用されるラバーソールは、低温状況でのグリップ力が損なわれず、アイゼン(金属製の爪がついた登山道具)の装着に適した硬度もあわせ持っています」
登山靴の既成概念を覆した名作
「エクイリビウム」には、アッパーにヌバックレザーを使った「エクイリビウム LT GTX」というバージョンも展開されている。「ST」より10gほど重い(片足あたり)が、耐久性や経年変化による味わいはレザーアッパーならでは。
「もし、登山靴に、重い、硬い、疲れやすいといった先入観をお持ちなら、ぜひ一度エクイリビウムを履いてみてください。きっとそのネガティブなイメージはひっくり返るでしょう。 価格は6万円台と決して安くはありませんが、この靴を履くことで得られる安心と安全性を考えれば、値段以上の価値があると自負しています。実際、発売以降、どんどん販売数は伸びていて、リピート率も全モデル中随一。スペックや価格帯から、玄人用と思われがちですが、エントリーモデルとしてもおすすめしています。この靴で快適に山を歩けば、もっと登山を好きになってもらえるはずですから」 イタリアの職人技と美意識が息づく登山靴。今日もLA SPORTIVAは世界中の山々で輝きを放っている。