キャリア教育推進で「一芸に秀でた人育てたい」名古屋・河村市長会見1月30日(全文2)
やっぱり楽しみを与えていかなあかん
先生から、なんじゃかんじゃ言われて、親からもめちゃくちゃ言われとるけど、僕は、ほいじゃ、あまり特定の職業を言うとみんな怒るから、こういう道で生きていこうかという、こういう可能性があるんだなということで、子供さんが学校へ楽しくいけるように、そういうのがやっぱり重要なんだろうね。結局そう思うんだ。苦しんどる子供さんに、おまえ頑張れ頑張れいって、学校出てこいってどんだけ言ったっていかんですよ、それは。でしょう。 だで、僕がちょっと聞いたところで、いや、聞いたところじゃない、実際の数字で、だいたい名古屋で、残念だけど10人ぐらいのお子さんが自ら亡くなる、または未遂も含めてですけど、名古屋で。福祉の関係のプロが僕に言ってたけど、河村さん、だいたい10倍はいるよ言ってたわ、子供さんの中で。10人だったら100人です。中学校って110あるから、全中学校に1人ぐらいは、自分は、なんか、絶望といいますかね、死のうかと思っとるぐらいの子供がおるいうことで。そこにやっぱり楽しみを与えていかなあかん。それも自分の好きなことをやっとかないかん。 そのためにロサンゼルス行って、向こうでびっくりしたんだけど、キャリアパスウェイということで、キャリアって人生なので、パスウェイというのは道というんだけど、ロードという、ああいう舗装されたような道じゃないけど、通り道みたいな。ということで、ロサンゼルスの15項目の、僕が行ったところはVenice High Schoolというところですけど、農業だとか、それから芸術だとか、それから接客業いうのもあった、公務員だとかあって。それを選択して子供さんが、なんと1日1時間ですよ。日本に換算すると、数学の授業よりも少ないかも分からん。同じぐらいやっとるんですよ、向こうは、プロを入れて。1年間ずっと。
予算措置とスケジュール感を知りたい
そういうことをやらないと、子供さんの、「一人の子どもも死なせないナゴヤ」ってやっぱり実現できんなと。それプラス、やっぱり優秀なのですね。本当にわし、大丈夫かと、日本は。半導体でも全然いかんいってNHKもやっとったじゃないですか、この間。全然。わしが国会におったとき、確か日本が、半導体の半分は日本が作っとりましたよ。NECだとか富士通だとか日立だとかね。今、なんですか。GAFAの後ろ姿も見えんという状況になったり。やっぱりそういう、一芸に秀でるというのか、好きなことをやってくれる。世界一うみゃあラーメンを作ることもええんですよ、それは。素晴らしい貢献ですよ、それは。 そういう人を育てていくということで、だから根本の考え方を、受験勉強はええんだって。受験勉強をやりたい人は、受験勉強いうコースを1個つくるか言っとるんですよ、今、反対に。塾の先生に来てもらって。受験勉強ってどういう意味があるんですか。いや、受験勉強いうのがあって、1番になってペケペケ大学、ペケペケ省へ入りましたいって。ああ、それはご立派ですねいうて。それもあるかも分からんわね。だからそういうようなことで。 記者:市長、いいですか。 河村:はいはい、すんまへん。 記者:その関連で、今言える範囲で結構なんですけど、キャリア教育を推進していくセンターについて、もう市長査定も終わってるじゃないですか。予算措置とスケジュール感についてお願いします。 河村:一応、予算措置も付けとりますけど、一応、これ申し訳ないけど、議会の前だで、具体的にはちょっと控えさせていただくんだけど、と言ってちょうというふうに役人が言っとりますんで。ちゃんと付いとります。しかしもっと、相当大規模になりますんで。本当にやっていくんだったら、アンケート、某高校で取ったところもありまして、何が好きだいうの。だいたい、私立の高校ですけど、先生がやってくれて、2割ぐらいは答えるな言ってました。2割。そうすると、16万人子供さんがいますんで、どこの学年からかというのもありますけど、小学校4年ぐらいからかと。16万人全員だとすると3万人ですね。3万人ぐらいが答えるわけですよ。わしはラーメン屋のおやじになりたいとか、いや、ノーベル賞を取りたいとか、藤井くんに勝てるような将棋指しになりたいとか出てくるわけ。そこをそれぞれプロが分けていくということになるわけ。