食前に食べる「〇〇」が血糖値の上昇を防ぐ! 40代、50代に多い不調や生活習慣病の対策におすすめ【40代、50代は血糖値に要注意⑥】
トップバッターは、モニターOさん。 血糖値を下げるといわれるサラシア茶を食前に飲んだり、あえてフルーツを先に食べてみたりと実験してくれた結果…、効果があったのは牛乳だった!
【食前〇〇なしの日】 朝食メニュー:卵焼き、コールスロー、納豆、梅干し、わかめの味噌汁、ご飯。食後にミニトマト、ヨーグルト(グラフ[A])。
【食前牛乳を飲んだ日】 朝食20分前に牛乳をグラスに1杯飲んでみた。 朝食メニュー:卵焼き、コールスロー、納豆、梅干し、わかめの味噌汁、ご飯。食後にミニトマト、ヨーグルト(グラフ[B])。
[A]食前〇〇なし [B]食前牛乳 まったく同じメニューの朝食だ。それなのに牛乳を飲まなかった日は17mg/dLだった血糖値のピークが150mg/dLに抑えられ、スパイクも起こっていない。1杯の牛乳だけでこんなに違うとは、驚きだ!
続いて、モニターMさん。 朝食はだいたい同じメニューなので、比較しやすい環境にある。常備しているナッツを朝食前に食べてみると…、面白いように血糖値の変動が変わった!
【食前○○なしの日】 定番の朝食メニューがこちら。玄米ご飯、しそふりかけ、りんご1/4、ヨーグルト、蜂蜜、ジャム(グラフ[C])。
【食前にカシューナッツを食べた日】 ほぼ同じメニューで、食事の約20分前にカシューナッツを5粒だけ食べてみた(グラフ[D])。
[C]食前〇〇なし [D]食前カシューナッツ 食べる前の血糖値自体が違ったせいか、血糖値のピークに差はあるが、みごとにスパイクは抑えられている。 カシューナッツ5粒! わずかそれだけのことでこれほど血糖値の上昇を抑えられるなんてびっくりだ。Mさんはこの後も何度かカシューナッツあるなし実験をやってくれたが、毎回効果が表れていた。
モニターHさんの例も見てみよう。 今回のモニタリングで、朝食で血糖値スパイクを起こしやすいタイプとわかった。おやつ代わりにプロテインを飲むことがあるというHさんは、それを朝食前にも飲んでみることに。