首位ナポリ、コンテ監督が上位対決へ「欧州を目指す者同士の勝負。アタランタの方が過小評価するかもしれない」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ナポリのアントニオ・コンテ監督が、日本時間11月3日20:30に予定されているセリエA第11節ナポリ対アタランタ戦へ向けて記者会見へ出席し、意気込みなどを語った。 【動画】コンテ率いるナポリがサンシーロでミラン撃破
アントニオ・コンテ新体制で再出発し、ここまで8勝1分1敗の成績で単独首位を走るナポリ。前節のミラン戦の白星を勢いに、3日に行われるセリエA第11節では、6ポイント差で3位につけるアタランタを本拠地ディエゴ・アルマンド・マラドーナに迎え、勝利を目指す。 ナポリ指揮官は記者会見に出席すると、昨シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(UEL)覇者であり、直近のリーグ戦で4連勝中のジャン・ピエロ・ガスペリーニのチームに対する警戒感を強めた。 「スクデットを懸けた勝負かどうかは分からないが、間違いなく、ヨーロッパの舞台を目指す者同士の戦いだ。アタランタは昨シーズン、UEL決勝でレヴァークーゼンを下して優勝した強いチームだ。注意を払わなければならない。現在、強豪チームの1つとして数えるべきだ」 「これは、近年、ものすごい仕事を成し遂げたクラブやガスペリーニの功績だろう。私はガスペリーニを尊敬している。ユヴェントスでプレーしていた時、ケガからの復帰のためにプリマヴェーラでプレーしていて、彼の指導を受けたことがある」 「われわれのチームは、チャンピオンズリーグで戦うために作られたチーム(アタランタ)よりも戦力が劣る。昨シーズンのことを考えると、アタランタの方がこの試合を過小評価する可能性があるかもしれない」 今シーズンは、リーグ戦10試合を終えて、失点がわずか「5」とセリエAで最強の守備の成績を残しているナポリ。コンテは、ここまでリーグ内最多の26得点を挙げているアタランタとの一戦は、試金石になると考えている。 「私がまず考えていることは、ゴールを挙げることであり、失点しないことはその次だ。得点を挙げた時の功績が攻撃陣だけのものでないように、現在、チームがほとんど失点していないことの功績は守備陣だけのものではない。最強の攻撃陣を誇るアタランタとは、守備面において、確かなテストになるだろう」 最後にナポリ指揮官は、ロメル・ルカクやフヴィチャ・クヴァラツヘリアの今後の去就についての自身の影響力を問われると、考えを明かした。 「ここでは『ナポリが勝つか負けるか』であり、『コンテが勝つか負けるか』ではない。選手個人や監督の功績と考えるのは間違いだ。ここに存在するのは“われわれ”であることを強調しておきたい。現在、順調である功績を自分のものとするつもりはないし、困難の時期がやって来た時、唯一の責任者となりたくもない。そもそもまだ10試合しか終えていないのに、何の功績を語るというのか」 試合情報 ナポリ vs アタランタ 試合時間:2024年11月3日(日)日本時間20:30 会場:スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
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