20代から60代まで!年代別おすすめ筋トレをプロが伝授
5)60代以降の人には?
おすすめ:ハイパートロフィー&パワートレーニング 60歳になっても、ウエイトリフティングはぜひ続けたいもの。研究によると、加齢による筋肉量の減少は70代に入るとさらに加速するそうで、それにより転倒してケガをするリスクが高まる可能性があるとのこと。英国のNHS(国民保健サービス)によると、65歳以上の約3人に1人が少なくとも年に1回転倒しているという。 しかし、筋トレによって防ぐことができる可能性も。年齢を重ねれば重ねるほど、脳から筋肉に指令を送る「神経筋単位」という細胞が、筋トレの刺激に適応しやすくなるそう。その結果、全力を必要としない程度に負荷がかかる重さに、長時間耐えられるようになるとのこと。 このような理由から、10~12回を1セットとするハイパートロフィーが、この年齢層に最も適したスタイル。「それなりにトレーニングをしていれば、50代でかなりの筋力がついているはずです。したがって、今度は脂肪以外の部分の体重(除脂肪体重)を増やす番です」とシムズ氏。 なお、50歳以上の人になると増え始める、中~重度の骨粗しょう症の女性であっても、1回あたり85%以上の力で重量を持ち上げることができる研究結果もあるとプリヴェット氏は補足する。 また、これまでと同様にパワートレーニングも加えることで、60歳以上の人に重要な骨密度も増やしていきたいところ。ある研究によると、78歳の女性グループにおいて、筋トレは自身の体が空間のどこに位置しているかを認識する感覚(プロプリオセプション)を向上させ、転倒リスクを減少させたと、シムズ氏は解説。 1週間のワークアウト例: ・ハイパートロフィー&パワーセッションを30分/週3~4回 ・トレーニングは、連続しないように週3~4回、各セッションは30分以内を目安に実施すること。シムズ氏はこう補足する。「2~3種類のワークアウトを10~12回×3セット行い、必要に応じて休息を取ること忘れないようにしましょう」 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。