不動産会社の経営者が教える! 浴室でわかる「選んではいけないNG物件」
物件探しの際、知っておくと助かるトピックをご紹介します。『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)の著者であり、5000人超の女性たちの「幸せになれる家選び」をサポートしてきた「ことり不動産」代表の石岡茜さんに、選んではいけないNG物件について教えてもらいました。今回は、浴室のサイズや設備などにスポットを当てた内容となっています。ぜひ物件探しの参考にしてください! 【画像】快適に暮らすために浴室は超重要!「選んではいけないNG物件」まとめはコチラ
NG1 1216サイズ未満のユニットバス
分譲マンションの間取り図を見ていると「バスルーム(1418)」「浴室(1620)」など、浴室エリアに数字が書かれていると思います。これはユニットバスのサイズのこと。 ユニットバスは量産される規格製品のため、サイズが細かく決まっており、それをわかりやすく間取り図に表記しているのです。 たとえば、1216なら横幅120cm×奥行き160cmということになります。 他にも、1116(横幅110㎝×160㎝)、1218(横幅120㎝×180㎝)、1317(横幅130cm×奥行き170cm)、1416(横幅140cm×奥行き160cm)、1418(横幅140cm×奥行き180cm)、1616(横幅160cm×奥行き160cm)、1620(横幅160cm×奥行き200cm)などがあります。 築浅のファミリー向け分譲マンションであれば、お子さんと一緒に入っても窮屈に感じないサイズ感の1418が一般的ですが、築年数が古い物件をリノベーションしたマンションや、都心の物件では1216が多い傾向にあります。 1216は、やや狭いコンパクトなサイズです。「シャワーをメインに使う程度」「浴室は狭くてもいい」というかた以外は、使いづらさを感じる可能性があるため、1216未満のユニットバスはおすすめできません。 ちなみに1620サイズであれば、体の大きな男性でもゆとりを持って過ごせます。 体格、家族構成、浴室での過ごし方、予算などを考慮して、サイズ選びをするとよいでしょう。 また将来的にリノベーションして大きなユニットバスを入れようと思っても、築年数の古い物件では入らない可能性もあります。その点にも注意して選ぶことをおすすめします。