「はやぶさ2」カプセル内に砂 JAXA会見(全文3)大量の試料が必要な分析が行える
コンテナ外側底の試料を最初に見つけたのは?
読売新聞:ありがとうございます。それからサンプルキャッチャーの中身を初めて見たのは澤田さんだということだったんですけれども、コンテナの外側の底にたまったのを最初に見つけたのはどなたなんでしょうか。 澤田:作業はキュレーションだけ【****01:03:44】ましたので、ちょっとその辺、私は存じてませんけど、キュレーションの作業【の方が*****01:03:52】。実はわれわれ、キュレーションの今、【後ろ、「はや2」 010358】のチャンバーやらも、彼らはあそこで作業を続けています。彼らが確認しました、はい。 読売新聞:ありがとうございます。最後に1つ確認なんですけれども、今日、A室を開けたということで、2回目タッチダウンは、ごめんなさい、Bでしたっけ、Cでしたっけ。それを開けるのはいつになりそうでしょうか。 臼井:はい、臼井です。臼井が答えたほうがいいですよね。年明けになって、A室をまず開けるので、それに少し時間が掛かるので、来年以降だと思ってください。よろしくお願いします。 読売新聞:分かりました、ありがとうございます。 司会:はい、ありがとうございます。音声聞こえますでしょうか。それでは続きまして共同通信の【スエ 010504】さま、お願いいたします。澤田さん、吉川さん宛てのご質問となります。 共同通信:共同通信のスエです。聞こえますでしょうか。 司会:はい、お願いいたします。
リュウグウ由来の判断は何が決め手に?
共同通信:まず澤田さんにお願いしたいと思うんですけれどもサンプルはリュウグウ由来、リュウグウの砂や岩であることの決め手の、ちょっともう一度整理をさせていただきたいんですが、これは金属シールの密封状態は完璧であるとか物質の色であるとか、目で見えるぐらいの量が入っているとか、どういったところが決め手になったというふうに整理をすればよろしいでしょうか。 澤田:今、おっしゃっていただいたとおりだと思うんですけれども、正直、この時点でわれわれが断定できるのは、リュウグウ上の軌道上でサンプルコンテナを閉めたんですけれども、そのときに入っていた物質、だからつまり地球外の物質だってことは合っていると思いますけれども、これが本当にリュウグウかどうかっていうのは、これは分析をした【(01:06:15~01:06:29 音飛び)】見えるだとか、そういった今後の分析で初めてリュウグウから採ってきたものということが科学的にはいえるんだというふうに考え。 共同通信:もしもし。あれ? すみません、ちょっと今音声が途切れてまして、もう一度ちょっとお話しいただいてもよろしいでしょうか。申し訳ないです。聞こえますでしょうか。 司会:大変申し訳ございません。音声、今、確認をしますので、澤田さん、音声のほう、かなり途切れ途切れとなっております。回答のほうが、かなり。 澤田:【************01:07:28】。 司会:もう一度お願いいたします。 澤田:はい。 司会:お願いいたします。 澤田:さっき言ったとおり、【*****デスネ 01:07:39】、サンプルコンテナというものは、リュウグウ上の軌道上で閉めて、完全に密閉してきています。ですので、中に入っている物質というものは、リュウグウにいる際に入ったものということは確定しております。 条件を考えますと、リュウグウから採ったものというものは間違いないと思っているんですけれども、科学的にこれがリュウグウのものだということは、今後の分析、例えば試料そのものの分析もそうですけれども、リモセンですね。リモセンの結果と比較をして同じ傾向を示すだとか、そういった累積結果をもって初めて科学的にリュウグウの粒子だということが証明されるんだというふうに考えております。 共同通信:分かりました。すみません、細かい話で恐縮ですけど、さっき澤田さんが見たときのお話をおっしゃっていましたが、それはスコープカメラ、内視鏡というんでしょうか、それを代わる代わる交代しながら皆さんで、目で見て確認したという感じなんでしょうか。 澤田:目視です、目で見ます。直接見ました。