大阪都構想 住民説明会10月4日午前(全文1)二重行政解消と住民サービス充実目指す
区数は財政基盤の安定化に配慮して4区に
このため、特別区制度では12ページ、点字版では30ページの途中から、「めざすもの」として記載のとおり、大阪市を住民に身近な4つの特別区に再編し、今後さらに複雑・多様化していく地域のニーズを把握するとともに、住民に選ばれた4人の区長と4つの区議会の下で、身近なことは身近で決定できる仕組みを整え、地域の実情に応じた住民サービスを実施し、最適化を図ります。 13ページ、14ページをご覧ください。点字版では32ページからとなります。ここでは特別区設置後にどのような住民サービスが充実するのか、どのように地域の発展が期待できるのかを紹介しています。後ほど市長から説明がございます。 15ページ、16ページをご覧ください。点字版では40ページからとなります。特別区設置協定書の主なポイントをお示ししています。これらのポイントにつきましては、このあと次のページ以降で順次ご説明させていただきますので、ここでの説明は省略させていただきます。 17ページ、18ページをご覧ください。点字版では47ページからとなります。ここまで特別区制度の実現を目指す背景や、意義、効果などの説明をさせていただきました。ここからは特別区設置協定書の具体的な概要についての説明となります。 初めに右側18ページ、点字版では49ページをご覧ください。特別区の名称や区域、本庁舎の位置、議員定数についてです。特別区の名称は方角、位置、地勢などをもとに、親しみやすく分かりやすいものとしています。区数は財政基盤の安定化に配慮して4区とし、区割りについては財政の均衡化、人口格差などを考慮しています。また、新大阪、梅田、難波、天王寺、阿倍野といった各特別区における都市の拠点のバランスも考慮しています。特別区の議員定数は、現在の24区ごとの市会議員定数を基に算定しています。
現在の24区単位で地域自治区を設置
この会場がございます天王寺区について申し上げますと、現在の天王寺区、生野区、阿倍野区、東住吉区、平野区、この5区のエリアが新たな天王寺区となります。また、特別区本庁舎は現在の天王寺区役所となり、区議会議員の定数が19人となります。 次に、19ページから22ページまで、点字版では52ページから63ページまでですが、ここでは4つの特別区のそれぞれの人口や面積、事業所の数や保育所、幼稚園、小中学校の数などを記載しています。本日は時間の関係で詳細な説明を省略させていただきますが、4つの特別区それぞれに特性があることを表す資料でございますので、後ほどご覧いただければと思います。 23ページをご覧ください。点字版では64ページからとなります。地域自治区、区役所、地域協議会についてのご説明をいたします。地域自治区という言葉はあまり聞き慣れない言葉かと思いますが、地域自治区というのは地方自治法に定められたもので、住民の皆さんの自治を拡充するために、特別区や市町村において区域を分けて置くことができるものです。 資料に記載のとおり、大阪における特別区制度では、現在の24区単位で地域自治区を設置し、地域コミュニティーを維持するとともに、現在の区役所で各種証明交付などの窓口サービスや、保健福祉センターの事務、地域活動支援などを引き続き行い、利便性を維持します。また、区役所は現在の名称のままとし、地域住民の意見を区政に反映するため、各地域自治区に法律に基づく地域協議会を設置します。 24ページをご覧ください。点字版では65ページの途中からとなります。町の名称についてご説明いたします。町名は、特別区設置の日までに住民の皆さまのご意見を踏まえて決定します。現在の行政区の名称は、地域の歴史などを踏まえ長年使用されてきたものであり、住民の方にとって愛着があるため、現段階では原則として特別区の名称と現在の町名の間に、現在の区名を挿入するといった取り扱いルール案をお示ししています。また、例外として特別区名が現在の区名と同一となる場合や、方位と混同される場合、それから現在の区名と町名が連続するような場合などには、現在の区名を挿入しないこととしています。なお、運転免許証や国民健康保険証などの法的な住居表示の変更手続きについては、皆さまにできる限り手続きをしていただく必要がないように、関係機関と調整します。