小池都知事が定例会見2018年7月27日(全文1)「東京は金持ち」は妥当でない
台風12号が首都圏接近も、十分な警戒を
大火事の次が今度は台風でありまして、台風第12号に関連してのお知らせであります。おととい、台風第12号が発生いたしまして、今後の台風の進路によっては首都圏にも影響を及ぼす恐れありとのことでありますので、十分な警戒をお願いしたいと存じます。すでにこの台風で小笠原諸島についてはお昼前、11時53分に大雨・土砂災害警報が発表されております。小笠原村では避難所を開設するなどの対策を講じているとのことであります。そして現在は、台風は伊豆諸島に接近をしておりまして、今後の動きをウオッチするためにも、総務局を中心に情報、連絡態勢をしっかり構築をしてまいります。そして情報収集を行うとともに、区市町村との連携をいたしまして、24時間態勢で土砂災害、そして浸水被害などの発生に警戒をしてまいります。私にも必要な情報はいつでも上げるようにということを指示しておりまして、万全の態勢で臨むところでございます。 それから都民の皆さんにおいても、先日の西日本での豪雨、そして昨年の九州北部豪雨というのもありました。いろいろ、これまでの災害から得た教訓を踏まえまして、最新の台風情報、そして区市町村の避難準備情報など、十分ご注意をしていただきたいと存じます。また、あらためて、あらかじめの、どこにどう逃げたらいいかなどを確認しておくなど、早め早めの行動をお願いする。それから必要なときには避難をすることはためらわないということを心掛けいただきたいと思います。
乳児用液体ミルク、倉敷に2100本届け済み
それから乳児用の液体ミルクでございますけれども、きのうの時点、これまですでに倉敷のほうには要請に基づきまして2100本、お届け済みでございます。それから昨日は愛媛県に乳児用の液体ミルク、500でありますけれども、こちらを救援物資として提供することをお約束し、すでに早急に手配するように指示をしたところでございます。災害時に有用な液体ミルクということでお伝えをしてまいりましたが、ちょうど愛媛のほうでは水のインフラ、浄水場がやられたということで、東京都もお手伝いをさせていただいているわけでありますけれども、水がないと、またこういうときには、いつもは普通だと母乳が出るところが急に出なくなるなどのような事態が起こることがございますので、そういう意味で有用な液体ミルクが被災地それぞれで活躍する、活用していただければと、このように思うところでございます。