「強引に指名にいってという形ではない」 ソフトバンク編成部長が説明 育成ドラフト1位右腕が入団辞退 育成ドラフトでは球団初
東京・日本学園高は3日、ソフトバンクに育成ドラフト1位で指名された古川遼投手(18)=190センチ、80キロ、右投げ右打ち=が入団辞退すると発表した。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 「現在の心境・状況でプロ野球の世界に飛び込む決心がつかず、入団辞退という結論に至りました」ため、11月16日に正式に球団に申し入れたという。 これを受け、ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長兼スカウト部長が取材に応じ「残念ですけどね。仕方ない。本人の意思がそういうことであれば」と話した。ドラフト前に育成での指名の可能性も示唆していたとし、「本人もドラフト迎える前に当たっては支配下でも育成でもプロでやりたいという気持ちは持っていたと思うんですけどね。ドラフトが終わった後、いろんな思いがあって、自分の中で考えたときに大学に進学したいということだったので」と説明した。 11月9日前後にはメディカルチェックのため、福岡を訪れ、筑後のファーム施設も見学。永井部長は「ぜひこの施設で、ここでやろう」と入団に向けた説得もしたという。 ソフトバンクが育成ドラフトで指名した選手の入団辞退は初。支配下を含めれば、前身のダイエーが1991年秋のドラフト会議で4位指名した三井浩二(北海道・足寄高)以来。永井部長は「今回は彼が『育成じゃ行かない』と言っていたところに強引に指名にいって『やっぱり無理か』という形ではない。ただ、選手の思いは当然揺れ動いたりするでしょう。その辺は調査を深めてやっていきたい」と話した。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社