過去10年の支配下率は「20%」ソフトバンク育成ドラフト指名選手が初の入団辞退、かつては千賀滉大、甲斐拓也、周東佑京ら「育成の星」も誕生
東京・日本学園高は3日、ソフトバンクに育成ドラフト1位で指名された古川遼投手(18)=190センチ、80キロ、右投げ右打ち=が入団を辞退すると発表した。ソフトバンクが育成ドラフトで指名した選手の入団辞退は初となった。 ■初々しい学生服姿、育成入団の千賀、甲斐、牧原【写真】 12球団唯一の4軍制を敷くソフトバンクは、これまでの育成ドラフトで多くの選手を指名。千賀滉大(現メッツ)、甲斐拓也、牧原大成、石川柊太、周東佑京ら支配下登録を勝ち取り、主力級に成長した。 過去最多の14選手を指名した2021年に全選手の最後に名前を呼ばれた14位の仲田慶介(今オフに戦力外→来季から西武育成)が、今季開幕前に支配下契約をつかむ、〝下克上〟も起こった。 ソフトバンクが昨年までの過去10年に育成ドラフトで指名したのは計80人。うちソフトバンクで支配下をつかんだのは16人(堀内汰門、大竹耕太郎、周東佑京、リチャード、尾形崇斗、渡邉雄大、大関友久、渡邉陸、中村亮太、木村光、仲田慶介、緒方理貢、川村友斗、三浦瑞樹、前田純、石塚綜一郎)。育成→支配下の確率は20%で、5人に1人が支配下入りしている計算となる。 これを狭き門とみるか、大いにチャンスが広がっているとみるか―。今秋の育成ドラフトでは13人を指名し、古川以外の12人が入団に合意している 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社