五輪組織委、5者協議後に会見(全文2)札幌のマラソンは地元と相談する
無観客の時も、大会関係者はスタンドに入るのか
時事通信:時事通信の和田と申します。先ほどの大会関係者、IOC、IFは別枠、全ての競技会場で、お客さんではないので別だという話ですが、今後、状況次第で無観客を決断した場合も、その方たちはスタンドに入るということでよろしいでしょうか。 武藤:無観客になった場合にどうするかというのはまだ決めておりません。決めておりませんけれども、大会運営の主催者側にいる、主催者と同等な立場にいるということでございますので、無観客の場合にもその方たちの入場を認めるというのも1つの考え方だと思います。しかし、そうでないという考え方もあるかもしれません。それは無観客になるときに十分検討して判断していきたいというふうに思います。 司会:はい、小林さん。
何かメッセージを出す考えは?
小林:スポーツライターの小林信也です。オリンピックばかりがわりと批判の的になるというか、矢面に立つような感じなんですけれども、よく考えてみますと、これ、7月の20日とかに緊急事態宣言が出た場合、オリンピックのせいではまったくないわけじゃないですか。それでも無観客になってしまう可能性があるというふうに理解できるんですけれども、会長としてはそんなことにならないように、政府なのか、あるいは国民の皆さんなのか、オリンピックがより安全にできるようにメッセージを出すといいますか、何かお願いをするというようなことは考えていらっしゃいますか。 橋本:やはり多くの皆さま方のご協力をいただいて、このオリンピック・パラリンピックがある、ないにかかわらず、一日も早い社会生活を取り戻すためにコロナを抑えていかなければいけないというふうには、これは当たり前のことだというふうに思っております。ただ、そういった中においても、やはり分科会の尾身会長から示していただいた提言の中にも明記されていましたけれども、通常のスポーツの大会とは違って、オリンピック・パラリンピックはより注目度があるから、この大会をやっているということのエリアではないところでも非常に関心を持つということは、人流が抑えられないことが想定されるということでありましたので、やはりオリンピック・パラリンピックにはまだ期間として入っていない中で緊急事態宣言等々が出された場合には、やはりここは同じ基準の中で取り組んでいかなければいけないというふうには覚悟をしております。 それだけこのオリンピック・パラリンピックというものが特別なものであって、より注目をされるということに関しては、やはりそれだけのことをこの8年間掛けて注目をしていただく、そしてより素晴らしいものをつくり上げてきたということが、そういった注目度が高くなっている要因にもなっているかというふうに思いますけれども、中止ということが言われなかったことに関しては、あらためて本当に良かったなというふうに思っております。だからこそ責任を持って感染を拡大させないために、組織委員会としてはできる限りのことを講じて、よりご理解をいただけるような体制を整えていかなければいけないと思っています。 司会:じゃあちょっと時間の都合で部屋の中、最後、西村さんいって、あとはごめんなさい、時間の限りオンラインにいきたいと思います。