五輪組織委、5者協議後に会見(全文2)札幌のマラソンは地元と相談する
国民にどう理解を求めていきたいか
日刊スポーツ:日刊スポーツの木下と申します。大会関係者なんですけど、先ほどIOCとかIFの方は運営の方だという、で、観客ではないという考え方でしたけど、これはじゃあ開会式だけじゃなくて、ほかの上限をオーバーしているところも同じように適用されるのかというところと、あと橋本会長には、そうすると、その方たちが客席に座ってると観客と同じじゃないかとか、オリンピック特例じゃないかとかってやっぱり批判は出ると思うんですけど、そういう国民の方たちにはどう理解を求めていきたいか、その考えをお聞かせください。 武藤:まず大会運営関係者は、これは全ての競技会場、開会式、閉会式含めて適用されるべき考え方だと思います。これは一般観客のところに座る方ではないということが大前提でありますので、今ご指摘の、会場にいるという意味ではそれはおられるんですけれども、観客席にいる人たちではないということでご理解をいただきたいと思います。 橋本:武藤総長からのお話がありましたように、観客席ということではないエリアと、あるいは動線がまったく違います。そして関係者でありますので、事前にしっかりとしたコロナ対策をして準備に当たっている者でありますので、しっかりとした行動管理をこちらができるということでご理解をいただきたいと思っております。 司会:【ササキ 00:26:54】さんかな、はい。
地方在住者の扱いはどうするのか
日本テレビ:日本テレビのササキです。よろしくお願いします。先日、尾身会長の提言にもあった、観客は開催地に住む人に限ってはどうかというようなご提案があったかと思うんですが、いわゆる地方在住者の扱いは区別をしたりするご予定はあるのか、また先ほど、再抽選を行うということですが、どんなふうな仕組みで行っていくのか、今考えていることがあれば教えてください。 武藤:会場所在地域におられるチケットホルダーと遠方から来るチケットホルダーということで、一応考え方としてはそういうことなんですけれども、実際にチケットを販売したときと、それから実際に誰が持ってるかっていうのは必ずしも一致しませんので、区別することは理念的にはできるんですけれども、個別に区別することは非常に困難でございます。そういうことではあるんですけれども、現実的に、例えば東京所在会場に観戦に来られる方々は7割以上、1都3県にだいたい在住している方で、遠方から来る人はそんなに多くありません。そういうことを考えると遠方から来る人に対して、先ほどのガイドライン、観客のガイドラインでさまざまなアドバイスは必要かと思いますけれども、そのような提言に対しては、われわれはいろんな形でお応えをする、そういう努力をしていきたいというふうに思っています。 司会:再抽選の詳細はというご質問でした。 武藤:失礼しました。これはそういうシステムをつくっております。これ、全てチケットの販売はシステムでできておりますので、その再抽選をして登録されている人たちを、これは1つの抽選の方式で、抽選の方式で数の削減する人数を決めたいと。これは公平に、何か手作業でやるというようなことは、これは不可能でございますので、システムを動かすことによってそういうことを実現したいと。その準備は、実はいずれそういう抽選が必要であろうということを前提にシステムの開発をやってまいりました。それに準拠していきたいと思います。