74歳伊藤千桃さん、葉山でのにぎやかな暮らし「幼少期のアルバムを頼りにル―ツをたどると、人生最高の出来事が」
◆一番の楽しみは“家族との時間” そんな伊藤さんは葉山の家での生活が落ち着くと、とある“大仕事”を成し遂げました。 幼少期のアルバムを頼りに、実の父母を探し出したのです。 「母はオーストラリアに住んでいて、再婚相手との間に2人の娘をもうけていました。現在、日本に暮らす2人の異父妹とは交流し、施設にいる母の様子を見に行っています。父はすでに亡くなっていましたが、インドネシアを訪れ、従兄たちの歓迎を受けました」。実父にたどり着くまでは約20年を要したそうですが、従兄たちとの出会いは人生最高の出来事だったそうです。 「養母からこの土地を継いだとき、私は孤独でした。でも、今では家族や親戚が増え、当時の私からは想像つかない状況です。この家の近くに、息子家族も引っ越してきたので、ますますにぎやかになって。誰かの誕生日からお正月まで、事あるごとに子どもや孫たちと集まって食事を囲んでいます。今、私の一番の楽しみは“家族との時間”、まさに元気の源です」 ※本稿は、『70歳をすぎたら、もっと 自分らしく食べて豊かに暮らす』(ナツメ社)の一部を再編集したものです。
伊藤千桃
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