小池都知事が定例会見12月25日(全文2)説明責任果たすことを期待
どういう思いで都民に訴える言葉を考えてきたのか
フジテレビ:フジテレビです。年末最後の定例記者会見ということでちょっと2つお伺いしたいんですが、1つ目が、知事はコロナ対策を行っていく上で、今も年末年始コロナ特別警報とか、「5つの小」、あと、ちょっと前に戻りますが「STAY HOME, SAVE LIVES」ですとか、3密は流行語大賞になりましたし、私たち記者に対しても密ですっていうふうにおっしゃったこととかもありました。すごくシリアスで難しい局面の中で、こういう都民に訴えていくときに今年はたくさんの言葉をご自身で考えられたと思うんですが、特にその中でもこれを考え出すのが一番難しかったとか、どういう気持ちで都民に届けていきたいっていうことでこういう言葉を考えていかれたのか、何かご自身で今思い出すことがあったら教えてください。 小池:今も大変考え中であります。ていうのもやはり皆さん、人の心っていうのは、やはりそのときそのときで変わるものでありますし、何度も警報を鳴らされるとそのうち慣れてしまうというようなこともあります。そしてまた、特に若い世代の方に申し上げたいのは、若いとそもそもかかっても無症状で終わっちゃうんだと、そして自分は大丈夫だと、そもそもかからないんだと、マスクなんか関係ないんだというような人も中にはおられるという、実際、私そういうお手紙いただくんですね。若い人でマスクなしで入ってこられるの、お店に入ってこられるのをなんとかできないでしょうかっていうお手紙いただいたりするわけです。 ですから場合によっては、こういうテレビもご覧にならない人たちもおられるわけですから、そういった方々にどうやって届けるかっていうのは、もうありとあらゆる策を講じていきたいと思っています。やはりマーケティングではありませんけれども、人の心をどうやって分析もし、また、どうすれば伝わるかっていうのは日々考えているところですし、また、この年末年始については「家族でSTAY HOME」という、前の言葉、ステイホームは逆に定着してますので、あえてそれを使わせていただいたということであります。早くこのコロナ禍を脱出したい、みんなそう思ってますよ。事業だってそうです。それから学校だってそうです。そういう思いを共感が得られるような言葉に集約していく必要があるというふうに思いますので、いつもお風呂の中で考えています。 【書き起こし】小池都知事が定例会見12月25日 全文3に続く