小池都知事が定例会見12月25日(全文2)説明責任果たすことを期待
菅総理のどういった発言に注目するのか
東京新聞:東京新聞の松尾と申します。お願いします。今夜予定されてます菅総理大臣の記者会見に関連をしてお尋ねをします。コロナ対策や、先ほどもお話のあった政治とお金の問題など課題が山積している中での会見となります。知事としては総理のどういったご発言に注目をされるのかお聞かせください。 また、併せてお尋ねできればと思いますが、知事はこのところ週に2、3回のペースで記者会見を開いてらっしゃいますが、菅総理に対しては記者会見の数が少ないのではないか、そういった指摘も出ております。首相のコロナ禍における情報発信の在り方、あるいは、知事としては記者会見の意義や役割をどのように感じてらっしゃるのか、お考えありましたらお聞かせください。 小池:あとのご質問ですが、コロナ感染症対策って詰まるところ人と人との感染をいかにして防ぐかということであり、それは都民の皆さんへの訴え以外にないわけであります。もちろんさまざまな、例えば営業時間を短縮してください、それから私鉄の鉄道の各社の皆さんに大みそかの終夜運行を取り消してください、それからすてきなイルミネーションを8時の段階で消してください、こういったことは私どもが行うわけでありますけど、結局のところ、それは1人1人の行動をどのようにして変えていくかという環境づくりの部分になるわけですね。 ただ、いくら環境をつくっても結局は人と人との関係っていうことになりますので、一番重要な、都民の皆さまへできるだけ届く形でお伝えをしているということであります。私の会見だけではありません。LINEを通じたり、またLINEも時にはプッシュ型のような形を取ってみたりとか、そういった形で進めていく必要がございます。そういった意味で、だんだんある意味コロナ慣れ、コロナ自粛慣れしてきている中で、どういうふうにして伝えるかっていうのはいろいろ工夫しながら皆さま方にご協力いただけるような体制づくりということで、重要かと考えております。 また本日はさまざまなタイミングを踏まえて、また年末年始という重要な時期を控えて、このコロナ対策も含めての記者会見を行われるというふうに聞いております。しっかり国としての対応策など、ぜひとも出していただきたいと、このように思うところであります。