小池都知事が定例会見12月25日(全文2)説明責任果たすことを期待
検疫を担当する国への要望があれば
毎日新聞:ありがとうございました。それでは質問に移ります。12月幹事の毎日新聞の古関です。3点質問させていただきます。1点目が冒頭にもございました英国からの帰国者の濃厚接触者、計4人にコロナ感染が確認された件です。きのう初めて1人確認されたあと、相次いで感染者が確認されている状況ですが、この受け止めと、帰国者については検疫をすり抜けたんだと思いますけれども、検疫を担当する国への要望があればお願いします。 小池:まずイギリスから帰られた方のコロナ陽性が分かったということでございます。先ほど冒頭に若干詳しくご説明させていただきましたように、イギリスでウイルスの変異が伝えられているところでございます。そういう中で水際というか、空港で、また、そのあとの健康観察等で発見された方々には、すでに入院をしていただいているところでございます。 健康フォローアップの徹底、無症状の場合を含め原則、入院措置と、こういう場合なるわけでございますけれども、国から通知が発出されていて、それに基づいて今、適切に対応しているという点。そしてまた、この件については、先ほども微生物解析チームができたということを申し上げました。これら、国立感染研で調整中でございますけれども、今後、この解析チームで遺伝子解析などの検討も行い、今回の変異だけではないかと思われます。 こういったことを、このウイルスについてのさらに、微生物としての、ウイルスとしての解析っていうのをしっかり行うことによって将来のさまざまな予防にもつながっていく、また、水際対策にもつながっていくというふうに考えておりますので、今回の件をベースにしながら、さらに水際対策、特にこれは国の圏域になってまいりますので、そこは国と連携しながら進めて行いたいと考えております。
政治と金の問題が相次ぐがどう考える?
毎日新聞:じゃあ2点目を伺います。政治と金の問題について伺います。桜を見る会の前夜祭の問題では安倍元首相が不起訴処分になりましたが、国会で事実と異なる答弁がされていました。この受け止めと、吉川元農相にも収賄疑惑が持ち上がっておりますけれども、政治と金の問題が相次いでいることへのお考えをお願いします。 小池:安倍総理の桜を見る会の前夜祭についての問題は、先ほども国会の議運にて質疑も行われたと聞いております。そしてまた、きのうも記者会見をされているところで、この件についてはこれからも説明責任ということは必要になってくるというふうに考えているところでございます。なによりも7年間大きな仕事をされた総理でもございます。その意味で、これまでのこの実績を、きちんと伝わるようにしっかりと説明責任を果たされることを期待いたしております。 それからとても技術的な話ですけれども、国会答弁が、修正はどうするのかなと。国会答弁、私も国対にいたことがありましたので、修正するのって結構大変なんですよね。そのほか、いろんな会派の調整をしたりして、そして変えていくんですけれども、修正すべきところは修正するんですけれども、結構数が多いというのを聞いておりますし、そこのコンセプトを明確にした上で対応をしないと、国会の議事録っていうのはずっと残るものですから、そこをベースにしながら、そのあと前例という形で引いてくるものですから、そのあとの処理をどうされるのかなと、細かい話ですけれども、そんなところも気に掛かったところであります。 吉川さんの問題につきましても、きちんと何がどうなったのかという説明責任を問われているのだと、特にお金の問題ですから、そういうことをしっかりと果たしていただくことが政治不信につながらないと、政治不信を払拭するということだというふうに考えております。