小池都知事が定例会見1月8日(全文2)東京五輪は準備を粛々と進める
知事自身のテレワークはどう考えているのか
記者:そのテレワークなんですが、国会のほうでもテレワークの動きが進んでいるようで、河野大臣が、ご自身がテレワークをするというふうにおっしゃっているんですけれど、知事ご自身は、自分ではテレワーク、ご自身の仕事のテレワークはどのように考えてらっしゃいますでしょうか。 小池:これはもう前からやってますよね。知事はもう、ある意味24時間ですから、もうしょっちゅうメールなども含めて、秘書、そしてまた各局からの指示を仰ぐようなことが出てきております。ですからそういう意味では今急に始まったことではなく、すでに、常にやっているということであります。 ある意味、日本でなかなかテレワークが進んでないというのは、これだけ公共交通機関がすごく発達していて、ある意味、地方にも日帰りで行って仕事ができるというような便利さっていうのがあったと思います。例えばグローバルな企業などは、支店が海外に散らばっているようなところは、もうテレビ会議って当たり前にこれまでもやってこられました。テレワーク、当たり前にやってる。それはそうですよね。1日で日帰りできないようなところと各地で連携してるわけですから。アメリカなどでもテレワークはもう当たり前にやってきたっていうのは、あれだけ広大なところで、いろんな企業が活躍しているわけですから。 日本っていうのはある意味とてもとても、そういう意味では便利にできているということがテレワークをほかと比べて遅らせてきたことかなというふうに思います。でも今、コロナがそれを遮っている。であるならば、この際、テレワークをここで進めていきませんかと。それはコロナ対策の大きな一歩です、ていうか、これが最大の武器ですということを私はお伝えしたいと思っておりますし、そのために東京都はあらゆる面で、ハード、ソフト、アドバイス、それらで進めていきたいと考えています。
保健所の業務をより円滑に進めるためには?
記者:ということは、知事はもうテレワーク実践中っていうことでよろしい。 小池:もう前からやっているという、私はそういう認識であります。 記者:あともう1点だけ、すいません。冒頭で、保健所で入院調整のお話がありましたが、保健所はやっぱり東京都直轄のところと、そうでないところで、かなり温度差があるっていいますか、働き方も違ってきているというふうに現場の取材をしていて感じるんですが、そういったところを、一緒に働いてもらう上で、どういったところが東京都として、直轄のところとそうでないところ、情報の在り方ですとか、あと共有の仕方ですとか、どういうところをポイントにしていくと、さらに円滑に業務が進むというふうにお考えでしょうか。 小池:年末年始のようにもともと人の出が、職員の出が特殊な形になる。一方で、現場で新しい患者さん、陽性者が桁違いに出てくる。そういった現状において、それぞれ、保健所を回していくためにも、特に土日や、それから年末年始もそうですし、土日、休日、そして夜っていうのが手薄になっていたわけです。 そこをむしろ、これを機会に、1カ所にそれぞれ順番、輪番制のようにして出てこられると、今度はその保健所だけ見ているのではなくて、東京全体の病床の調整などが、全体がつかめるということもプラスになったのではないかというふうに思います。ですから先ほどお伝えしましたように、この間、その体制は、年末年始体制でしたけど、これを延ばしていくというのは、むしろこの間に得たいろんな、みんなで共有できたものを、この間、特に緊急事態宣言下であるわけですから、生かしていこうという考えです。