米メディアは大谷翔平の“投手初戦”を絶賛…「今季活躍の予兆」受けたスタッシ捕手は「彼の球はより洗練されていた」
エンゼルスの大谷翔平(27)は21日(日本時間22日)、キャンプ地アリゾナ州のテンピで行われたロイヤルズとのオープン戦に初先発。2回1/3、50球を投げ、3安打1死球5奪三振で1失点の内容だった。3回一死から三塁打を浴び、ピンチにタイムリーを許したが、最速は99マイル(約159キロ)をマーク。米メディアは昨季ア・リーグのMVPに輝いた“二刀流スター”の投手としての順調なスタートを絶賛した。
スプリッターかチェンジアップかの謎も
大谷の2022年シーズンは上々の滑り出しとなった。米メディアも二刀流スターの今季初登板に注目。さっそく大々的に実戦初の登板内容を報じた。 CBSスポーツは「エンゼルスの二刀流スーパースターでア・リーグMVPの大谷が月曜日、2022年のスプリングトレーニングで初めてマウンドに上がったが失望させることはなかった。2回1/3で11人の打者と対戦して5三振を奪った」と伝えた。 記事は「3安打で1失点したため、完璧な登板ということではなかったが、これはスプリングトレーニングで初めての調整登板だった」と紹介。 「健康でいること以外で最も大切なことは、投球がどのようなものか、どれほど正確だったかということだった。彼は50球を投げ、(労使交渉の影響で)キャンプ期間は短くなったが、力強くシーズンを迎えることのできる予兆をしっかりと見せた。彼は次回に約65球、そして80球と球数を増やすことで開幕を迎えることができるだろう」と称賛した。 大谷とコンビを組んだマックス・スタッシ捕手の声を紹介したのは、地元のオレンジカウンティレジスター紙だ。 「昨年大谷がやり遂げたことを見れば、昨年の春の段階では彼がまだマウンドで発展途上段階にあったことを忘れてしまう。大谷の投球を受けた後にスタッシは、『大谷がすでに2021年を終えた段階よりもより磨かれた状態にあるように見える』と語った」 大谷は45球の予定だったが、ストライク33球を含む50球を投げたことを紹介。 ボールを受けたスタッシの感想をこう紹介した。 「去年は(トミー・ジョン手術から)最初の1年だったので、ストライクゾーン内でどう攻めるかという学習段階にあったと思う。今年の彼の球は本当に洗練されて見えた。良いとは言わないまでも、昨年と同じくらいは優れていた。彼が良い感触で、問題なく投げられて、良かったと思う」 また同紙は「初めてのスタートを外で投げることができて気持ちが良かった」という大谷の感想を伝えると同時にひとつの“謎”を紹介した。