大阪府・吉村知事が定例会見7月14日(全文3)役所っぽい公園にしないのが重要
どのような公園にしていきたいか
吉村:それについても修正する可能性はあります。やはり重症病床が580床ということになりましたので、そのフェーズについても病床確保計画、そしてフェーズについても少しここは検討が必要だというふうに思っています。ただ、ここは担当部からもそういう僕は報告を受けていますけれども、まだ具体的に決まったものではないので、またここはあらためて詰めていくということになろうかと思います。あと、「大阪モデル」のあの250床をベースにしているところについても少し検討をしていく必要があるかなというふうに思っています。 読売新聞:あと1点、話題は変わりまして府営公園の事業者の公募なんですけども、冒頭のお話の中で、大阪城公園とかっていうお話とかも出されましたけども、知事としてあらためてどのような公園にしていきたいか、期待されていることなどがあればお願いします。 吉村:やはり大阪府っていうのは、当然、山林部もあります。自然豊かなところもありますけれども、これは全国的に見たら、やっぱり大阪って僕は大都会、大都市だっていうふうに思っています。じゃあ大都市における公園っていうのはどうあるべきかっていうのが、もともとの僕の公園についての発想の原点でもあって、やはり大都市における公園と、そうじゃない、ものすごく地方部における公園っておのずと、僕は少し違うんじゃないかなと思っています。 大都市部における公園というのは、やはり非常に大都市の中でも多くの方がやっぱりお住まいですから、家族連れ、3世代にわたって、いろんな方がその公園でくつろげる、憩いの場になる、空間を楽しめる、そういった公園を目指すべきだというふうに思っています。
大都市ならではの管理の仕方があるのでは
そう考えたときに全国どこでも今、通常は公園というのは公務員がいろんな企業を選定したりだとか、管理するわけですけれども、やはり大都市ならではの管理の仕方っていうのがあるんじゃないか、大都市ならではのくつろぎの仕方っていうのがあるんじゃないかという発想です。民間の事業者もそこに参入してもらって、民間のノウハウなんかも入れることで、大都市の多くの緑がある中ででもおしゃれなカフェがあったり、おしゃれなレストランがあったり、楽しめるところがあると。そういうところに子連れで行って、緑と一緒に楽しむことができるとか。やはり親子連れが安心して、その公園を楽しむことができると。そして役所管理、役所っぽい公園にしないということが僕は非常に大都市公園として重要なんじゃないかなというふうに思っています。 大阪城公園なんかも見てもらったら分かりますけど、20年、30年前の大阪城公園はどうだったのか。20年、30年前の天王寺公園はどうだったのか。なかなか小さな子供を連れて、家族でちょっとくつろぎにいこうというような空間ではなかなかなかったというのもこれは事実だと思います。それを子連れ、小さなお子さん連れ、あるいは女性1人、あるいは家族で楽しめるような公園。これは僕は大都市部における緑豊かな公園の在り方だと思っています。なので、PMOではないけど、てんしばなんかもそうですよね。そういう発想でやっています。ここが近鉄に協力してもらっています。 公園の管理費、これについては税金ですから、それを民間に活用することで抑えながら、普段の管理については、そういった民間の発想も入れて、おもてなしの気持ちを入れた公園にしていくということが都心部における公園として重要なんではないかなというふうに思っています。 で、それをするのがまさにPMOであって、今回も先ほど申し上げた18の公園、ほかにも公園あるんですけども、どうしてもなかなか民間として管理難しいよというとこもあります。これは長期間の【指定管理者の 01:04:35】、長期間だからこそ、税金じゃなくて民間のお金で投資ができる。だから民間のお金で、もう古くなった売店とかがよく公園ではあるんですけども、どこの公園に行っても。そこは新しくおしゃれな施設に、レストランとかカフェに変えていく。これは民間のお金でやりますから。一定期間までいかないと投資できませんので、税ではありませんから。だからそういったことも考えたときに長期間にはなっているわけです。