「リターンライダー向けバイク」おすすめ3選 バイク趣味の再開にぴったりなモデルを厳選【2024年11月版】
「リターンライダー」とは、バイク趣味を再開する人のことを指します。 子育てや仕事などが一段落し、時間的にも金銭的にも余裕ができた人におすすめしたいモデルを、バイクジャーナリストが3機種紹介します。 【画像】ホンダの「CB650R E-Clutch」をチェック
リターンライダー向けバイク:選び方のポイント
かつて若者の趣味の象徴であったバイクですが、現在は高齢化が進行。新車を購入している人の平均年齢は54歳を超えているという調査結果もあるほどです。このうちリターンライダーが占めている割合は不明ですが、決して少なくはないでしょう。 一口にリターンライダーといっても、普段からクルマを運転している人であれば、交通状況を読む力や速度感覚は衰えていないはず。とはいえ、一般的には加齢とともに体力や視力が低下するので、若いころの感覚でバイクを操縦するのは非常に危険です。それを踏まえた上で、筆者がおすすめする最新の3台を紹介します。 人気のバイク用品をチェック
ホンダ CB650R E-Clutch
・価格:108万9000円(税込、以下同) ・エンジン形式:648cc水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 ・最高出力・最大トルク:95ps・63Nm ・車重:207kg ・シート高:810mm 最初に紹介するのは、ホンダの650ccネイキッド「CB650R」のEクラッチ仕様です。Eクラッチとは、クラッチコントロールを自動制御するシステムで、ホンダが世界で初めて採用しました。クラッチレバーは存在するのですが、発進からギヤチェンジ、そして停止に至るまで、レバー操作は一切不要です。 「そう言えばクラッチ操作が苦手だったなぁ」という人にぴったりなこのシステム。スタート時の半クラッチの制御は感心するほどに絶妙で、発進と停止を繰り返す渋滞路では本当に楽チンです。 ホンダは他にも、「DCT」というクラッチレバーのないトランスミッションも開発していますが、それと異なるのはあくまで変速操作はライダーに委ねられているということ。そもそもCB650Rはネイキッドバイクとして非常に優等生であり、そこにイージーライドなギミックを加えたのですから、まさにリターンライダーにぴったりな1台と言えるでしょう。 人気のバイク用品をチェック