宮城「住み続けたい街2024」ランキングから街の魅力を探る!「美田園駅」「杜せきのした駅」が1位・2位に急上昇!自治体は富谷市が安定の1位
また、南北に長い、長町エリアの最北部にある地下鉄「長町一丁目駅」が45位から15位に急上昇。2014年に新築・移転した仙台市立病院をはじめ各種医療施設、長町商店街、金融機関、広瀬川などが徒歩圏内。長町一丁目駅~長町駅までを対象に、長町商店街や町内会などを中心となって「歩いて楽しい、賑わいと交流が生まれる人中心の街並み」を目指し、長町の街並みの将来イメージを作成し仙台市と連携、街の将来を良くするために住民が積極的に関わっている。 JR東北本線の太子堂駅の隣にある「長町駅」は仙台駅からJRで1駅・約5分で、仙台空港アクセス線も利用できる。「住み続けたい駅」では11位だが、「今後、街が発展しそうな駅ランキング」3位、「街の住民がその街のことを好きそうな駅ランキング」で7位。駅のすぐ近くに「tekuteながまち本館、tekuteながまち2」があり、新鮮な食料品をはじめ飲食店、郵便局、医療施設など幅広いテナントが入店。旧国道4号線をはさんで向かいには、太白図書館、太白区文化センターなどが集まる複合文化施設「たいはっくる」がある。下町情緒あふれる長町商店街にはおしゃれなカフェなども点在する。
■地下鉄東西線は六丁の目駅がTOP20圏外からランクアップ 前回21位から12位に上昇した六丁の目駅は、駅のある幹線道路沿いから一歩入ると落ち着いた住宅街で、徒歩10分以内に保育所、長年親しまれている飲食店、天然温泉やプールがあるスポーツクラブが入るサンピア仙台などがある。駅別の街の魅力調査では、「魅力的な介護・高齢者向け施設やサービスなどが充実している駅」で1位となった。
住み続けたい自治体1位は前回に続いて富谷市。子育て環境と計画的な街づくりが魅力
1位は前回の「住み続けたい自治体」と同じく富谷市。富谷市は、2016年10月に合併なしで市政が施行され、その後も人口が緩やかに増え続けている。
「住みたくなる街日本一」を掲げ、住環境の整備、子育て環境の充実をきめ細かく行い、民間企業と協同で街づくりを進める。交流と遊びの場である大亀山森林公園、富谷宿観光交流ステーションとみやど、富谷市パークゴルフ場など、開業やリニューアルが相次ぎ、2025年度中には図書館、児童屋内遊戯施設などが融合した複合施設が完成予定。生活施設はイオンモール富谷やコストコなどの大型商業施設があり、地下鉄も鉄道も運行していないが、車があれば便利そのものだ。 街の魅力別項目では「子育て環境が充実している自治体」「教育環境が充実している自治体」いずれも2位にランクイン。ユニセフの会議に参加したことをきっかけに2018年に「富谷市子どもにやさしいまちづくり宣言」を行った。18歳までの医療費の助成、全小学校の敷地内に就労等で保護者が家庭にいない児童の居場所「放課後児童クラブ」を設置、妊娠期から子育てまで切れ目のない支援と相談を行う「とみや子育て支援センター(とみここ)」の設置、富谷市学校給食センターが提供する市立小中学校及び利府支援学校富谷校の児童・生徒の学校給食費の無償化、認可外保育園保育料の補助金(条件あり)など、子育て環境のさらなる充実に努めている。特に子育て世代が多く転入しているのも納得だ。