宮城「住み続けたい街2024」ランキングから街の魅力を探る!「美田園駅」「杜せきのした駅」が1位・2位に急上昇!自治体は富谷市が安定の1位
利府町が今後の発展、子育て環境、教育環境充実で1位
「住み続けたい街」7位の宮城県利府町の魅力を、街の魅力項目別ランキングを通して見ていこう。
利府町は「今後、街が発展しそうな自治体」「子育て環境が充実している自治体」「教育環境が充実している自治体」で1位、「魅力的な図書館がある自治体」で2位、さらに利府駅は「子育て環境が充実している駅」で1位にランクインしている。
子育て環境では、子育て支援をしてほしい人としたい人をつなぎ、地域で子育てを支え合う「ファミリー・サポート・センター」事業を推進。2022年にはベビーファースト活動宣言を行い、「子どもたちの笑顔があふれる環境づくり」に取り組んでいる。18歳までの医療費全額(保険診療分)を所得制限なしで助成、小・中学校の新1年生全員に学校用の運動着を無料で支給するなど、子育て助成・手当が充実しているのも、高い支持につながったのではないだろうか。
利府町には、北館と南館に分かれ東北最大級のイオンモール新利府をはじめ商業施設がそろい、2021年に誕生した図書館や公民館、文化会館などが入る利府町文化交流センター(リフノス)、ライブなど大型イベントが行われるセキスイハイムスーパーアリーナ(宮城県総合運動公園総合体育館)や宮城スタジアム(キューアンドエースタジアムみやぎ)を有する宮城県総合運動公園(グランディ・21)は県内トップクラスの集客力がある公共施設。
モリリン加瀬沼公園、宮城県県民の森といった緑豊かな公園があり、松島湾に面し、海と山のどちらのレジャーも気軽に楽しめる。 宮城県県民の森(写真/PIXTA) 集客力を活かして街なかの回遊性を向上させ、定住、交流、産業都市としての発展を目指し2030年度を目標に10年計画の利府町都市マスタープランを策定、新たな都市開発に挑戦している段階で、今後の発展への期待値は高い。 宮城県版の「住み続けたい街(駅・自治体)ランキング 2024」を、2022年に実施した第一回と比較してランクアップした駅・自治体を中心に、街の魅力項目を併せて紹介した。「住みたい街」は仙台市内の5つの行政区や都心部が上位に入りがちだが、住み続けたい街は、富谷市、名取市、宮城郡利府町、多賀城市などが上位にランクインしているのも目につく。 最新のランキングや情報をキャッチしながら、まず自分がどんな暮らしをしたいのか、街に何を求め、何を優先するか、立ち位置を決めて街選びの参考にするのがいいだろう。 ●プレスリリース 「SUUMO住民実感調査2024 宮城県版」住み続けたい街(自治体/駅)ランキング
佐藤 由紀子