卓球・福原愛さんが引退会見(全文1)泣き虫じゃないもんって何回も思ったけど
五輪の卓球女子団体で、2大会連続のメダルに輝いた福原愛さん(29)が23日、競技生活からの引退を表明した。 福原さんは21日、自身のブログで、次世代の選手たちが成長を遂げたことから、「勝手に感じていた肩の重みが、すっと抜けるような感覚」「もう私が選手として卓球界を引っ張っていかなくても大丈夫」などと記し、競技の第一線から退く意向を示していた。 当初はブログのみでの発表にとどめる予定だったが、多くのメディアからの要望を受け、急遽取材への対応を決めた。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「『最後まで泣き虫だった』卓球の福原愛さんが引退会見(2018年10月23日)」に対応しております。
リオ五輪から2年、どのような気持ちの動きがあったのか
福原:よろしくお願いします。大丈夫ですか、はい。リオから2年間たっているにもかかわらず、こんなにたくさんの方にお越しいただきありがとうございます。今日は限られた時間ではございますが、皆さまに少しでも感謝の気持ちをお届けできたらなというふうに思っています。よろしくお願いします。 司会:それではまず代表質問に移らせていただきたいと思います。代表質問、テレビ東京さん、お願いできますでしょうか。 テレビ東京:はい。ではすいません、代表で質問させていただきますテレビ東京の【***00:03:00】と申します。 福原:よろしくお願いします。 テレビ東京:まずは競技生活26年間、本当にお疲れさまでした。 福原:ありがとうございました。 テレビ東京:ブログのほうで、選手としての立場に一区切りをつけるというふうに発表されてから数日がたちました。率直に今どんなお気持ちか伺ってもよろしいでしょうか。 福原:はい。選手生活を一区切りつけるっていう発表をしてからは、いろいろな方から、お疲れさまというふうに言っていただいたりとかして、すごく気持ちが軽くなりました。やっと皆さまにお伝えすることができたので、今はとても晴れやかな気持ちです。 テレビ東京:リオのオリンピックが終わったあとの2年間というのは生活も大きく変わりましたし、気持ちも大きく揺れ動いた期間だったんじゃないかと思います。あらためてその2年間の中で、自分の中でどういう気持ちの揺れ動きがあったのかというのを教えていただけますでしょうか。 福原:毎日のように気持ちが変わったりとか、やっと決まったっていうふうに思っても1週間たったときに、あれ、やっぱ違うなっていうふうに思ってしまったりとかして、ずっと悩み続けてきたんですけれども、自分中心ではなく一歩引いて卓球界のこととか、いろいろなことを考えたときに、今回のような答えがすとんと出てきたので、その答えが出てからは一度もこの考えが変わることがなかったので、やっと自分が考え抜いた決断ができたかなというふうに思っています。 テレビ東京:2年間ずっと気持ちが揺れ動いていた中で今回のような決断を最終的にできることになった、決め手となったことっていうのはいったいなんだったんでしょう。 福原:先ほどもお話しさせていただいたとおり、自分中心ではなく一歩引いたときに自分の役割とか立場というか、役回りというのを考えたときにどのようなことをしたら周りの方がもっと喜んでもらえるか、周りの方に喜んでいただけるかっていうのを考えたときに、こういった答えにたどり着きました。